秋古馬路線の鉄則(セオリー)。
「競走馬のピークは4歳秋」
過去に天皇賞秋を勝った牝馬は4頭いますが
基本的に牡馬混合で背負う牝馬の56kgは厳しい。
その天皇賞秋を勝った4頭の牝馬のうち3頭は自身が4歳時。
そして同世代(4歳)の牡馬クラシックホース(特にダービー馬)
が天皇賞に不在という年でした。
すなわち、牝馬が56kgを背負って天皇賞を勝つには
「競走能力のピークを迎えた、4歳秋の強い牡馬がいない」
これが条件。
今回の天皇賞秋は
ドゥラメンテ(引退)、キタサンブラック(回避)という
4歳秋を迎えたクラシックホースが不在。
過去の例に当てはめると
ルージュバックにチャンスがあるように見えますが…。
(撮影:夏目耕四郎)
ウオッカが勝った2008年、ブエナビスタが勝った2010年。
この2頭は天皇賞出走時点で
すでに56kgを背負って牡馬混合G1連対の実績があったうえに
天皇賞秋で3歳馬が馬券に絡むくらい、強い4歳牡馬がいない年でした。
4歳勢のアンビシャス、サトノクラウン、リアルスティールを
強い4歳牡馬と評価するのか。
そしてルージュバックが
これら牡馬に先着できるのか。
今年のポイントはそこでしょうね。