心の貧しさが豊かさに代わる30の手紙
~15通目
自分の人生を噛みしめるということ~
幼少時代
私は公園で同い年の友達と
かけっこをして遊ぶより
その友達のお母さんたちが
話している側にいて
話を聞いていることが好きだったり
部活動に入って
その仲間たちと休みの日に
遊びに行ったりするよりも
自分の好きなお笑いの番組を見たり
その番組の公開収録に
応募して一人で行くことが好きだったり
友達が流行りのゲームで遊び
流行りのドラマや曲を聴いているのに
自分はファミコンのドラゴンクエストなど
レトロゲームに夢中で
ドラマもあぶない刑事の再放送を楽しみに
毎日を生きがいにしていたり・・・
どこか人と違う
感覚を持っていたと思います。
そんな性格ですが、当時は
寂しがりな一人遊びが好き
な性格なため
友達がいないことは嫌でした。
なので
友達に話を無理に合わせたり
好きでもないこともやったり
話の相槌を打つタイミングを
学び実践したり・・・
中学に入ってから
非常に荒れていて
学級崩壊をしている学校だったので
集団という環境でないと
いじめられてしまう
そのために
自分の心を殺してでも
偽善者になってでも
息を殺して
目立たないように
なおかつ
その連中から縁を切るために
好成績で角が立たないように
テストと通知表という
課題をクリアしなければならない
そんな修羅場をくぐり
自分の本来の感情を失って
思春期を過ごしました。
高校時代
そんな訳の分からない
中学校を卒業したために
会話をすることが非常に苦手で
いつでも愛想笑い
相手に笑ってもらうために
三枚目を演じて仲間に入れてもら
自分を卑下することで
笑いを取る
ゲスなことをしながら
自分というキャラを
確立していたように思います。
当時の自分を見ると
笑っている写真がたくさんあるのですが
やっぱり目の奥が笑っていない
どことなく、完璧主義に囚われている
心の奥底に
闇を抱えている
そんな雰囲気を持っているように
感じました。
そんな高校三年間
とにかく人生をささげたもの
それは
大学受験でした。
(大学に行けば、何とかなる)
何とかなる理由もわからないくせに
大学=リア充
という勝手な方程式を作り
(ここで努力できなければ
自分は人生の負け組だ)
という強迫観念を持ちながら
受験勉強をしました。
結果は志望校に受からず浪人。
ものすごく悲しい気持ちになり
やるせない気持ちになりましたが
心の奥底で
(これでまた、自虐のネタができた
笑ってもらいながら慰めてもらおう)
そう思い、高校でできた
友人に連絡をしました。
しかし、みな早稲田、慶応など
一流大学に受かり
早々とバイトも始め
キャンパスライフを楽しむことに
夢中でした。
メールをしてもその返事は
私の期待を満たすものでは決してな
「もういい?忙しいんだ今」
そう言って、みなその後
連絡がつかなくなりました。
この時に初めて
自分がとんでもない勘違いをし
今まで生きてきたんだなと
頭を殴られたように気づきました。
当時の自分は
誰のために
自分の人生を生きていたのか
おそらく自分で気づく前に
誰かにこの言葉を掛けられたら
発狂して泣き崩れてその人を
殴っていたかもしれません。
本当に、本当に悔しかった。
その事実を認めることも
その状況にいて
何もできないでいる自分も
一年間、そいつらから
後れを取っている自分を・・・
しかし救いだったのは
未成年のうちまだお尻の青い時期に
そのことに気付けたこと。
話したこともなかった
同じ学校の見覚えのある子
当時の私と一緒で
自己主張をしてこなくて
学校の中のイケイケな連中に
埋もれてしまって
いつも愛想よく
ニコニコしていた子に
「モーゲン君、一緒に頑張ろう!
やり直しなんかいくらでもきくよ!」
その言葉に本当に心が救われました。
(やり直していいんだ・・・)
と許しをもらえたような
気持ちに浸り生気が戻って
血の気が通ったのを今でも覚えています。
一人暗い部屋で
頭が痛くなるくらい泣いて
涙と鼻水ででグズグズで
恥ずかしくてそんな姿
外では見せられなかったけど
たぶん、その子は
見抜いていたのだと思います。
予備校のお金を稼ぐ必要が
あったので、浪人生なのに
時給のいい塾のバイトもはじめ
一番年下だった自分は
たくさんお兄さんお姉さん先輩に
可愛がってもらい
洗いざらいの愚痴や
今までの辛かったこと
面白すぎて仕方なかったこと
たくさんの英気をいただき
予備校との両立もできました。
勉強もバイトも絶好調で
仕舞には高3の英語を
教えていたこともありました。
一年間の浪人を経て
自分が目指していた
第一志望よりもさらに上の
大学に入学することができたとき
バイトの先輩方から
モーゲン君は屈強を楽しんでたから
応援したくなっちゃったよね
合格して、本当にうれしいよ!!
という言葉をいただきました。
一年前までは
自分の人生は、誰かを喜ばせなければ
成立しない、成り立たない
そんな風にしか思えませんでした。
しかし
このときはじめて
自分に一生懸命な人
一生懸命を楽しんでいる人は
周りを幸せにもできるんだ・・・!
ということに気づけたのです。
一緒に頑張ろうと言ってくれた
当時知人だった友人も無事に合格し
顔見知り程度だったのに
予備校に誘ってくれたことの
お礼を改めて伝えると
「モーゲン君なら一生懸命に受験勉強しそうだから
一緒に頑張りたいと思ったんだ」
と話したのを覚えています。
人は
自分の人生を心の底から
堪能し味わえる人
心の底から楽しめ
学びを掘り下げ人生を謳歌しようとする人
そんな人と繋がりたい
そんな人から英気をもらいたい
そういう本能があるようです。
心が貧しくなったとしても
自分の人生の中で
より深みを出せる
味わいを出せる部分
それを探求する心は
決して忘れてはいけない。
それを教えてくれた
浪人生活だったのかもしれません。
今回は個人の回想もあり
長くなってしまいました。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
世間から偏見を持たれない占い師@モーゲン