昇る昇る…




ひゃっほーいポロポロぴー



中学の頃


3年にあがると同時に同じクラスに転校してきた、ちょっとイケメンでヤンチャ(いわゆる不良)な彼。


私は当時校内でモテるほうで目立つタイプでしたが、あまり意気がっているような人は好きではないので、彼が仲良くなった不良グループやギャルの子たちとはあまり遊んだりしていませんでした。


でも彼は、行事に真剣に取り組んだり、クラスメイトの重い荷物をもってあげたり、イジメや万引、カツアゲはダサイと言っていたり、学校に住み着いてるネコに給食の残りをあげていたり…
喧嘩やタバコ等がなければ、いい心は持っているんだな…と思うようになっていました。


彼は転校当初から、事あるごとに私に視線を送ったり、部活終わりを待ってくれていたり、行事等で同じ班に誘ってくれたり…
あの年ごろ、それはもう好きのサイン。
私もなんとなく彼を意識するようになりましたが、彼の非行は受け入れられず、気付かぬふりをしていました。


そして、特段決定打もないまま、結局はお互い、それぞれ告白された違う人と付き合うこととなり、卒業の日を迎えました。


式を終え教室に戻ると、みんな各々、帰る前に写真や卒アルへの寄せ書きタイム。


私も仲のよい子に書いてもらっていると、私のアルバムを持った友達のところに彼が現われアルバムを奪ってなにかを書き込み、私の方へ…

彼「ん!!」

私「えっ…??あ、ありがと!!」

その後、彼は男友達と帰り支度をし、第二ボタン狙いの彼のファン達が待つ正門へ…


まだ書きかけの友達に続きを書いてもらう前に中を見てみたら


『最初見たときからずっと好きでした。高校に行ってもがんばれ!!』


…付き合うでもなく、連絡先を交換するでもなく、お互い付き合っている人もいた二人。
でも、当時はお互い何かを理解したように相手の、そして自分の気持ちを受けとめていた気がします。



あれから十数年、若さと切なさが蘇る私にとって素敵な思い出です。