人生は出会いであり、
今年は、マルチタレント・仙葉由季さんを知ったことが、
私にとっての最大である。
テレビのお笑い人気番組の構成作家でもあった、
近代の芸能史を知り尽くした大学教授、
西条昇さんのイベントのメインとして参加していた。
私は、
グラビア雑誌も、
ストリップ劇場も行かず、
アダルトビデオもまるで見ていなかった、
仙葉由季さんの名前も芸歴もこの時初めて知った。
昭和の頃、
アラーキーの写真満載の、
末井昭氏編集「写真時代」とか、毎月、愛読していていた。
仙葉由季という名前は荒木経惟氏の描く視点の写真が大好きだったので、
そこから私の脳裏に残る記憶の断片にあった名前として蘇った。
寺山修司の世界にどっぷりつかり、
花園神社で、
唐十郎の劇を観たり、
ヒカシューのレコードも聴いていた私は、
仙葉由季さんの存在に深く魅了された。
今年、
銀座で開催された、
書家・小畑延子さんの作品展を見に行った。
その著書『なくした「手」を探して』には、
「…仙葉由季は美しかった。そして、日本舞踊も洋舞もどの踊り子よりも美しく、鍛錬されていた…」
「…彼女は浴衣を肩から滑らす前に、私は今、いっぱい物を食べ、飲みました。身体に少し変化がありますが…、という前置きがあった。彼女が裸身になる時は、自分の身体を美しく見せる細心の注意を払い、努力していることをこの言葉で推察した。彼女の踊り子としてのプロ意識を知った…」と、書かれている。
できる限り、
今の、
仙葉由季さんを観たいという思いが強くなった。
背中の、
刺青をもっと拝みたいという密かな願望もある。
来年も、
仙葉由季さんのいる場に、
行きたいと思っている。
今年、
撮ったツーショット写真、
私の宝もの、
来年は、
もっと増やしたい!