出産レポ3 〜誕生〜 | 子育てblog 〜三姉妹の育児奮闘中〜

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7歳、5歳、0歳の三姉妹の母。
毎日が戦争!でもワイワイガヤガヤ楽しく過ごしています♪
子供の成長記録です。

いよいよ陣痛の痛みが本格化してきて、
腰が砕けそうな割れそうな激痛へと変わり、
お尻にも少し力が入るように。


痛くなるほど息を止めてグッと耐えようとしてしまうけれど、
ひたすら呼吸を整えて長く吐き、力まずを意識して続けていた私も、いよいよお尻への鈍痛が始まると力みたくなってきました。



お尻をグーーッと抑え、腰をさするより押す感じでフォローしていた助産師さんも

『次から、フーーっと吐いたあとンンッ!って少しお尻に力を入れてみましょうかね』と。

『フゥーーーンンッ!』と私に合わせて言ってくれて合間にはおっぱいマッサージなどなどを継続。



喉がカラカラと言うか、唇がガサガサ。

汗もかいて髪の毛もボサボサ。

現実逃避したいほどの激痛で、とにかく腰が激痛過ぎて、切り取ってくれ!と思うほど。




『あ"ーーー腰がいーたーいー』と何度か連呼していたら


『次からは少し力んでお尻に力を入れてみましょう。私の方へお尻を突き出すようにして、グーーッと抑えてる手を押すように力を入れてみてくださいねー』と。


鼻から息を吸い、う"ぅぅーーーと力を入れ、痛いを連呼して、と何度か繰り返してしばらくすると


バシャーっと大量破水!!!


生暖かい水がジワーっと広がり思わず『出ちゃったー』と言ってしまいました。


本当、水風船が一気に割れた感覚。


そしていよいよ本格化!!




もはや呼吸のことなど考えられない。

意識が朦朧。

痛いしか言えない。

喉がカラカラ過ぎてへばりつく。



そんな痛みに何分くらい格闘したのか、

『最後の準備しますよー仰向けになってくださいねー足あげますよー』といよいよラストスパートに入り準備を行いました。



ただ、砕けそうな腰、というかもはや砕け散った腰を奮い立たせることすら困難!

上を向くということがこれほどまでに苦痛とは!




仰向けになろうとする間にもあの激痛はこれでもか!とやってきて、全身を麻痺させます。


痛すぎてまた横を向いてうずくまりたくなる。



やっと仰向け!と思ってもとにかく痛くて痛くてとにかく踏ん張る!!力む!!!!




ヘルプの助産師さんも加わりドタバタ作業しながら、声だけをかける助産師さん。


私を放置しないでぇ・・・





『あともう少しですよー』と言うので

『もう少しってどのくらい?』と聞く私。



『うーん30分以内かなぁ』というので

『長い!無理!!』と言いまくる。笑



すると
『赤ちゃんの頭見えてきましたよーもう髪の毛見えてますからねー』



『旦那さん待機なので呼んでくださーい』と連絡。



その時の私は
『あ"あ"ぁぁぁぁぁーー』とか
『フーフー』とか
『う"ぅ"ぅぅぅーーーー』とか


とにかく唸り、お腹からどす黒い声を出し続けていて、
子どもたち立会いしなくて良かったと心底思いました( ̄O ̄;)



どんどん出て来ようとする我が子。

狭くて怖い産道を一生懸命通ろうとしている。


『こっちだよーおいでーがんばれー』と私の代弁をしてくれる助産師さん。


私も言いたいが心でしか応援出来ず。



パパが入ってきて横に来ると
『痛いか?頑張れ!』と言うので

『い"ーだーい"ーもうムリー』と訴えまくり。



なぜかパパの人差し指だけをこれでもかと握りしめ踏ん張っていると、

『もう出るよーお腹見てねー目開けて!』と声が。


痛くて見れるか!!!と心の声。



シカトしてるとパパが

『もう出るから!ちゃんと見ろ!』と。



『あ"ーーーー!ーーー!』と

最後の一踏ん張りと同時にドゥルン!!



大きな塊が出てきたのが分かり、

『おー!!!』と喜ぶパパの声と同時に

『オンギャー!オンギャー!』と力いっぱい泣く我が子。




『おー泣いてる泣いてる!』と満面の笑みで言うパパ。



目が悪い私は(普段コンタクトですが、病院へはメガネで行き、途中からメガネすら外してました)
ボヤけた視界の中に入った我が子を見て、恥ずかしさも忘れて声をワンワン出して泣き、


『ありがとーありがとー』と何度も言っていました(;ω;)


そして『お疲れさん』と言う隣のパパに
『痛かったよぉーーー!!!泣』とまた大泣き。



3人目で初めてこんなに泣きました。



長女の行事とかぶり、日を追うごとに焦りや切なさ、諦めや絶望、
予定日超過によるこの先への不安、赤ちゃんへの心配....

最後の最後で色々悩んで不安定になって...



でも、元気な身体と声を聞いて
何よりも変えがたい幸せをくれたことに
ただただ感謝しか無く、愛おしく、



そんないろんな感情が一気に涙として出たんだろうなと思います。



最後は母子共に無事に  
が目標だったので実現して感無量となったお産でした。



ついさっきまでお腹の中にずっといた我が子が今、目の前にいるという不思議な感覚。



この手や足でお腹をこれでもかと蹴っていたんだなーとしみじみ思い、胎動や痛みとして感じていたことすべてもさらに愛おしく思えます。

   



出産は本当に十人十色。



何が起こってどうなるかは誰にも分からないけれど、間違いなく人生の中で貴重な経験となり、私の人生を大きく変えてくれた1つです。




今回もまたそんな貴重な経験が出来、新たな家族が増え、身の引き締まる想いです。


何より、とにかく、かわいい!!!

無条件で、本当にかわいいしかありません。



大きくなってきた上の子たちもまた、こうやって産んで育ててきたんだったと、初心にかえり、さらに愛おしく思えています。


子は宝。

3人も産ませてもらって本当に感謝です。




陣痛は辛いですが、その先に待つ幸せは痛みには変えられないほど、素晴らしいです。

これから出産をされる方、
恐怖はあると思いますが乗り越えて良い出産をして欲しいと願います。


私の出産記録は以上です。

産後のことや子どもたちのこともまた書こうと思います。


読んでいただきありがとうございました♡