おはようさんでございます!

 

ホロコースト・・・

 

何から書けばいいのか迷います。これを書くにあたって調べ始めたら情報量が膨大でまとめるのが難しいです。

 

ホロコーストと聞いて思い浮かべる言葉はたくさんありますよね。

 

ヒトラー、アウシュビッツ、アンネフランク、ナチス・ドイツ、『シンドラーのリスト』、杉原千畝、ゲットー、ダビデのバッチ、ガス室・・・

 

23.ホロコースト

  「第二次世界大戦中にナチス・ドイツによって起こされたユダヤ人大虐殺」のことです。

 

  ドイツは、第一次世界大戦の戦後賠償によって天文学的とも言える多額の負債を追いました。これに追い打ちをかけたのが世界恐慌。これらにより失業者が続出し、世界最大とも言われるハイパーインフレが起こりました!

朝日新聞GLOBEより

 

  1914年以前の物価水準が100だとすると、1923年末のピーク時の物価水準はなんと142兆9050億5544万7917まで上昇したとどっかに書いてありました。

 

  数字で表すと・・・

   1914年:                          100

   1923年:142,905,055,447,917

 

  「ちょっと何言ってるかわかんない」。12桁違います。想像できないレベルですね。。。

 

  そんな人々の不満が大きく高まった1933年にドイツの首相に(合法的選挙で選ばれ)就任したのが「アドルフ・ヒトラー」です。ヒトラーは、「全ての問題はユダヤ人が原因」と考え、(人々を洗脳し)、ユダヤ人であるという理由だけで強制労働させ、虐殺を始めました。

 

  ナチス・ドイツはユダヤ人から市民権をはく奪し、ダビデのバッチを付けさせ、ゲットー(強制居住区)を作り、最終的には強制収容所でユダヤ人を殺しまくりました。その数600万と言われています。

 

  ほかにも約500万人のソ連捕虜や、ポーランド人らスラブ系民族、遊牧民族のロマ(ジプシー)、エホバの証人の信者、身体障碍者も犠牲になったようです。ドイツ人が世界中で最も優秀で、それ以外は絶滅すべきという『優生思想』ですね。この頃、各地で同じような考えがあったようです。例えばUSAのネイティブアメリカンに対してやオーストラリアのアボリジニに対する同化政策ですね。

 

  ちなみにスラブ民族というのは乱暴に言うと現在のロシアやウクライナ、そしてポーランド、チェコ、ブルガリアらに住む人々を指します。金髪・青い目・白い肌っていうイメージそのままです。

 

  現代のウクライナ侵攻もロシア(プーチン)の言い分としてはウクライナとロシアは元々同じスラブ民族だからひとつにまとまるべきだという事です。さらに言うとスラブというのはスレイブ(奴隷)の語源ともなっています。つまり侵略され奴隷となった時代が過去にあるという事です。

 

  ヨーロッパの歴史を遡ると、侵略したりされたり、虐殺されたりしたり、大きな国土を持つ時代があったり、属国となっている時代があったりと本当に複雑です。

 

  「どっちもどっち論」には賛同しませんが、過去にまで遡ると、自分たちの国土や民族を守るためウクライナがEUやNOTO側に行くのを断固阻止するっていうロシアの言い分もわからなくはないです。

 

  EUの成立も長年戦いに明け暮れてきたフランスとドイツが喧嘩しないようにです。当然どっちがが離脱したらEUは即崩壊です。

 

  でも言い出したらキリがないです。どこかを境に過去はなかったことにしないといつまで経っても、憎しみの連鎖は終わらないですよね。

 

  いつか、スラブ民族と西ヨーロッパ(主にドイツ)の戦いについても書きたいですね。

 

  さて、ご存じのとおりヒトラーの自殺(?)とナチス・ドイツの敗戦によってホロコーストは終結した訳ですが、この経験が「ユダヤ人に永住の地を!」の想いを更に大きくさせ、その結果、(現代)イスラエルの建国(1948年)につながります。

 

  私はポーランドに行ったことがあるんですが日程の関係でアウシュビッツには行けてません。今でも心残りです。いつか必ず行ってみたいですね。

 

明日からはいよいよ、「イスラエル建国~中東戦争~和平交渉の盛り上がり~ガザ地区侵攻」をお話しします。

 

ほなさいなら!