おはようさんでございます!

 

今日は宗教について書きます。

 

ちなみに私はどの宗教も信仰してませんが、昔から宗教に興味があります。なんせ3大宗教の聖地であるイスラエルに4カ月住んでたくらいですからね。

 

宗教に初めて興味を持ったのは湾岸戦争(1991年1月)です。なんでイラクがクウェートに侵攻するのかなぁと思って高校の教科書を引っ張り出し、読み始めたのがきっかけです。

 

また、「ノストラダムスの大予言」も大きく影響してますね。宗教と大予言は完全に一致ではありませんが、ノストラダムスが聖書やその周辺の書物の影響を多大に受けていたのは間違いないです。

 

当時は本気で「ノストラダムスの大予言」を信じていて、原文を読むためラテン語を真剣に勉強しようかなと思ったりしてました。「1999年7の月、空から恐怖の大王が降って来る」ってのを信じてました。若かったですね。ラテン語は学びませんでしたが、日本にいてもダメだろう(?)と思って1999年7月はイスラエルにいました。イスラエルでの生活が大変すぎて全く思い出すこともなく「1999年7の月」は終わっちゃいましたが・・・

 

青年海外協力隊の訓練所勤務時代に橋爪大二郎ていう宗教学者の講演を聞いたことがあります。その時の内容が私の宗教観を形成しています。

 

橋爪先生は宗教をこのように言いました。(だいたいの内容ね)

 

世界にはユダヤ教・キリスト教・イスラム教 等様々な宗教が存在するが、宗教はコンピューターにおけるOSみたいなもんだ。MacなのかWindowsなのかLinuxなのか。私たちが考えたり生活したりする基本になっているので、宗教が異なるとベースのものの見方・考え方が違ってくる。

 

日本人が考える宗教と世界の人々が考える宗教には大きな乖離がある。そもそも日本人が神と思い浮かべる時、神々を創造する。一神教であるユダヤ教・キリスト教・イスラム教に神々という発想はない。この考え(宗教音痴)のまま海外に出るのは危険である。

 

※ギリシャ神話の神々はあくまで物語の中の登場人物ていうだけであり、現代ヨーロッパ人にとっての神ではないんですよね。そもそも「神」っていう訳語がややこしい。明治時代に「GOD」を訳すときに「神」って訳したのが間違い。日本での「神」は「八百万の神」で、「GOD」は「主」とか「唯一体」とか別の訳を当てるべきだったと私は思ってます。

 

宗教はそもそも部族を見分けるために発生したものである。豚を食べてはいけないとか一日6回お祈りしなければいけないとかルール(掟)があれば自部族と他部族と簡単に見分けられるという事だ。

日本ではイスラム=怖い・テロのイメージだが、イスラム教はユダヤ教とキリスト教の足りない部分を補って誕生している。3大宗教の中では最も新しく最も合理的な宗教である。本来イスラム教は現代にも当てはまる人々に優しい宗教だ。それが証拠にずっと信者を伸ばして続けている唯一の世界宗教でもある。

 

こんなところですかね、橋爪先生?

 

ほなさいなら!