おはようさんでございます!
「口承」って知ってますよね?
「口頭伝承:口承(こうしょう、oral tradition)は、歌いついだり、語りついだりして、口から口へと伝えること、あるいは伝えられたもの」ってどっかに書いてありました。
この国の多くの地域では文字のない文化・生活が長い間営まれてきました。
『古事記(712年編纂)』を持つ我が日本や約5000年前に『易経』が作られた中国とは当然、人々の特性が変わってきます。
いつも、この国の人たちの能力を嘆いている私ですが、今日はこの「口承文化」の凄さを今日は語りたいと思います。
と言っても「口承文化」の凄さは一点「記憶力」です!
20年前に初めて来たときはまだまだ携帯電話が普及してなかったです。いくつもの電話番号を多くの人が記憶しているのにびっくりした覚えがあります。
仕事場でも「私の前々任のサトウさんっていつごろいたっけ?」って聞くと「2007年12月から2010年3月までです」って即答してくれます。
ドライバーの記憶力も優秀です。数年前に行ったきりでも一度行ったところは迷わず連れて行ってくれます。(紙の地図しかなかった時代は、たいがいのタクシードライバーに地図を見せても、見方が分からなかったですけどね。地図を上下逆にするドライバーは全くダメでしたね。)
他にも「来週のマネージャー会議いつだっけ?」ってのも「5月3日の11:00です」ってすぐに答えてくれます。
凄くないですか?!
特に私はものを覚えるのが苦手なんでいつも感心しています。
でも残念なことに「単純記憶」なんですよね。その記憶力を生かして物事を論理的に考えるのは苦手だと思います。
しかーーし、「単純記憶の達人」と「論理的思考ができる人」が組み合わせれば最強じゃありません?
嫌味じゃなくてね。
普段は「もうちょっと深く考えてよ!」と愚痴ってますが、「伝承文化」を持つこの国の人と「文字文化」の日本人のペアも悪くないよね!っていう話でした。
ほなさいなら!