マスカラの王者メイベリンのマスカラを愛用していた。あたしたちギャルの全盛期はまだマツエクなんかなかった。つけまつげもまだ主流ではなかった。マスカラをひじきのような太さになるまでまつ毛につけるのが流行っていた。下まつ毛につけるのは常識。上バッサバサ。下もバッサバサ。そんな時代にはメイベリンが王者だった。メイベリンを付けて夜中仕事して朝まで遊ぶ。そんなまつ毛の時代をあたしは生きた。今でも下まつ毛にマスカラをつけることがあたしの密かなステータスにはなっている。コンナアンナドンナ コンナアンナドンナ『これがあたしの気持ちだよ。』著者による人生観annaworld.blog