塾生の女の子のお話です。
小学生から1人で通っていました。
喜怒哀楽を出さない
少し大人びた感じの女の子でした

私より先に塾にいたので、
最初はチラリと横目で見られている感じでした

時間が合わないと一カ月に一度しか会えないので仕方ないのですが、私にはとても気になる(魅力的な)女の子でした

話す様になったのは高校受験の頃。
周りの子達は
「お母さんが、ああ言ったこう言った」という中でひとり。
「ふーん。私は何も言われた事がない」
「別に何してもいいって〜」と言ってました

その時に「良いお母さんだと思うよ。自分で選ぶ事が一番だからね」って言うと
「そうかな?本当に何しても言わないよ?」と
不思議そうでしたが、その頃から少しずつ話すようになりました

「何も聞かれなくて楽で良いわ」と言いつつ
「普通は、もっと聞くと思えへん?」
そんな言葉に突き放すような…それでいて甘えたい気持ちを感じました

確かに。
お母様は受験の頃ですら、私は声を聞いた事もお会いした事もなかったのです
(事務員なのもありますが(^-^;   珍しいです)

高校も周りは成績で決めるのに、
楽に入る学校を選択して、言いました。
「え?お母さん?別に好きにしたら?って言うから、ここで良い」

そう言ってた彼女も高校2年生
昨日、
「見て!テストヤバかった!学年一位やって」
って見せてくれました。
「お母さんは、ただただ良かったね!と言ってくれる。それ以上何も言わないけれどね…」
そう言うので、

「一緒に喜んで褒めてくれるなんて、
すごく素敵なお母さんだね。」

そう言ったら、
最初は、
「そうかなぁ?大学も何にも言わないから全部自分でしなあかんし。。。ま、今までもそうだったけどね…」って。

だから私の経験を話しました。

私は、そんな時には子供に
「ほら、出来るでしょ?だからもう少し頑張ったらもっと成績上がるよ」
って褒めて励ますつもりで言ってたけれど、
息子の様子見てると、
追い立ててしまっててね
ある時、
これではいけないって思ってね

受験の真っ只中でここの仕事始めたのよ(笑)
でもね。
そうしたら、勝手に自分で学校探して、
受験方法も見つけて、それまででは
考えられない大学に合格してね
何も言わない方が良いんだ〜って思ったよ

そう話したら

「そうなんや。でも、そうかもしれない。自由にしてくれるから、
私は今のお母さんで良かったと思ってるよ
うんそれに、お父さんも

高校に入ると同時にお母様の再婚で
苗字も変わった彼女。
色々な思いもあっただろうけれど、
ちゃんと理解してるし
彼女は自分の声を自分で聞くことが出来る。
そう思いました

「だから〇〇ちゃんは、心配ない‼︎
                    これからも絶対大丈夫だね‼︎」

そう言うと、カッコよく片手を上げて
そして嬉しそうに帰って行きました

年齢に関わらず、
話を理解する人
無視する人
逆にとる人
色々出会うけれど、彼女なら、私の話す意味も、その場限りの話じゃないとわかってくれたと思います

子供達は、親が思う以上に成長しています。
その為に必要なのは、
間違っても、回り道でも自分で経験する事。
辛かったから、苦しかったから
同じ思いをさせないと思えば思うほど
避ければ避けるほど
辛さや苦しみの免疫を持たなくなってしまう

親は、苦しみも辛さも
失敗も山ほどしたからこそ、
今があると言う事もわかっているはず。

私は、心からそう思っています

ジュンク