もうかれこれ1ヶ月ほど前に遡るが

9月9日に偶然過ぎる出会いの友人との

ツーリングで奈良県の大台ヶ原へ行った


その帰りに長~いトンネルがあり

少しボーとしてしまって

前を走っていた友人のバイクに接触して

その弾みでバランスを崩し転倒してしまった


倒れた瞬間にバイクから離れたので

さほどは引きずられなかったが


気が付くとバイクは30mほど

私の前方の道路の中央線あたりまで滑っており






☝️
私の搬送後に事故検分でトンネルの外で
友人が写してくれた私のバイク

私はというと

道路の比較的路肩に近いところまで

左腕と左膝を路面に擦りながら

おそらく数mほどは飛ばされたようだった



友人は転倒することなく

ご無事であったことが、不幸中の幸いであった


友人がすぐに助けに来てくれて

私を路肩にあるトンネル内の歩道に

誘導してくれた


プロテクターのおかげがあってか

すぐに立ち上がることができたので

大怪我などはしていないと思い


友人がが救急車を呼ぼうか

と言ってくれていたにも拘わらず

ひとまずは大丈夫だと断っていた


友人と通り掛かりの車の方々が

前方に倒れている私のバイクを

路肩側に避難させてくれているのを

申し訳ないという気持ちで眺めているうちに


身体中に痛みを感じ始め

次第に呼吸がツラくなってきた


友人に

やはり救急車を呼んで欲しいとお願いし

救急車の到着を待った


しばらくすると救急車と消防車が到着し

私はすぐに救急車にストレッチャーで

乗せられた


呼吸がかなりツラくて

すぐに酸素を10Lで流してもらって

一応は落ち着くことが出来たのだが


次第に首から下の上半身に強い痛みを感じ始め

それに耐えながら公立の大きな病院に

救急搬送された


ちなみにそこは○○元首相が緊急搬送された病院


救急車のストレッチャーから

病院のCTに移される時に

とてつもない程の激痛で

痛~あい💥

と大声を上げてしまった


ここで

医療ドラマでよく視る

4、5人で『イチ、ニ、サン』と掛け声で

移乗するのを初めて体験した


CTの結果

肋骨が8箇所と鎖骨を骨折とのこと

あとは打撲と左膝の裂傷


その上呼吸苦が強く

酸素をかなりの容量で吸わねばならないほど

肺にダメージがあったようだった


その後HCUに移り

最初はカロナールやロキソニンのみと

胸帯バンドの装着のみであったが

肺の中にも血痰があることが

CTの結果でわかったので

出来るだけ咳をして痰を出さないと

人工呼吸器の装置もあり得ると言われた


先生から医療麻薬の使用で痛みをコントロール

しましょうということになり


麻薬の点滴が始まると

あれほどの痛みがほとんど感じなくなった


ほぼ寝たままで特に治療があるわけでも

なかったのだが

3日目に京大病院に転院出来ることとなった


移動はなんと

ドクターヘリ🚁


奈良県の南部から京都市の北部まで

救急車では私の身体への負担が大きいことを

考慮して下さったのだ


離陸して約20分後

麻薬の痛み止めのおかげで

無事に京大病院のヘリポートに到着

奈良県の病院の先生と看護師さんの2名が

ずっと付き添って下さった


ずっとストレッチャーに仰向けに

しかも機体後部に寝ている状態だったので

景色を見ることも出来ず

ただ快晴の空を眺めているだけのフライトだった


京大病院のストレッチャーに移る際に

また痛~あい💥

と叫んでしまった


肋骨の骨折というのは

骨折の中でも特に痛みが強いとのことで

それが8箇所も折れているわけなので

痛み止めがあっても、相当な痛みであった


という訳でこれから治療とリハビリが

始まるのであった