にのあいフィクションです。
※ご注意ください。
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ロケの多いドラマは朝が早い…
一回、いつもの時間に目覚めて
あいつを見送ってから…
もう一度ベッドに戻った。
映画の撮影が無事に終了して…
久しぶりの休みだったから。
とはいえ、夜は打ち合わせと
会食があるから
昼間だけの自由時間。
今日もたぶん暑くなるよね?
天気予報とか見てないけど…
なんで相葉さんってロケばっかり
なんだろう?
涼しいスタジオでの収録は
ほとんどなくて。
毎日、汗びっしょりで帰ってくる。
熱中症にならないでよ。
って言っても
慣れてるから大丈夫。…とか言って。
この間はちょっと顔色も
良くなかったから
心配になった。
…
まどろみながら気付くと部屋が寒くて
エアコンの温度を上げた。
いつもは…
横に寝てる人が尋常じゃなく
熱を持ってるから
寒い。なんて思ったこと
ないのに。
…
時計を見ると…もうお昼が近かった。
窓からの明かりが思ったより
入らないから…
まさかそんな時間になってる
なんて気付かなかった。
あれ?もしかして雨降ってる??
リビングのカーテンを開けると
朝は晴れてたのに…
グレーの雲が出てて、地面が少し濡れてる。
『まーくん…ロケ大丈夫かな?
ロケバスで待機してるのかな?』
窓の外を見ながらつぶやいた。
と同時に…
玄関の方でガチャガチャと音がして。
振り返ると…リビングと
廊下の間のガラス扉に
見慣れた人影が映る。
『え?』
もちろんウチのドアの鍵を
持ってる人はあの人しかいない。
『……かず?いるの??』
の声と一緒にガラス扉が開く。
『ど、どうしたの?なんで?』
悪いことしてないのに
突然帰って来られるとちょっと
気まずい。
まだ寝巻きのままだし。
寝癖はすごいし。
まぁ、これはいつも通りだけど。
そんな俺の姿を見て、ふわっと笑う。
『ふふ。なに?今起きたの?』
『突然帰ってくるんだもん。』
『近くでロケしてたら
雨に降られちゃって、結構濡れたから
着替え取りに帰ってきた。』
『そんなの衣装さんが用意
してくれてんじゃないの?』
『ん?…なんで?帰ってきちゃ
まずかった?』
『まずくないけど…』
ちゃんと起きてれば良かった。
なんなら…ご飯でも炊いてれば
良かった。
相葉さんがこんなに頑張って
働いてる中…
俺だけがゆっくりしてるのが…
なんだか申し訳なかった。
『かずは休みなんだから
ゆっくりしてていいんだよ…?
ちょっとシャワー浴びちゃうね。』
くっそ。
お見通しかよ。
『シャワー浴びたら
メイクやり直しじゃない?』
『どうせ汗ビチョだし…
先にアパートの部屋の撮影するから
2時間くらい空いちゃうって。』
『雨止んだらすぐに再開じゃ
ないんだ…』
そう言いながらもう一度窓の外を見た。
『ねぇ。かず…も一緒に入る?』
『は、はい?』
コイツなに言い出してんだよ。
こんな真っ昼間っから。
しかも…なんなら仕事中なのに。
『あ、めっちゃスケベなにのちゃんが
変な気起こしたらアブナイから
やめとくね。』
…な、何が危ないんだよ。
スケベなにのちゃんってなんだよ。
風磨がよにので変なこと言うから…
絶対、根に持ってる。
俺は無言で風呂場にいく
相葉さんの後ろ姿を見つめた。
つづく…
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