にのあいフィクションです。
*ご注意ください
つづきです。
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衣装部屋から戻る廊下で
翔ちゃんと会った。
『おはよう。ちょっと
相葉くんと一緒に
体動かしてくるね。』
『おはよ。うん。いってらっしゃい。』
相葉さんはだいぶ先に行ったけど。ね。
タオルを首から下げて
早足でジムに向かう
翔ちゃんの後ろ姿を見てると
たまたま、向こうもこっちを振り返る。
『あ…ニノもいく?』
『いや、いいです。』
結局、みんなすぐ俺のこと構ってくれる。
別にメンバーの行動を
見張らなきゃいけないっていう
『仕事』じゃないんだ。
…『趣味』みたいなもので…
って誰に言い訳してるんだろう。
俺…。笑
最後くらい、全力で執着したって
いいよね。
楽屋の扉を開けて
再び元いた定位置に座る。
座ってる間に
まっさんのマネージャーが来て
抜け殻みたいな洋服を
片付けていた。
新作の飲み物を要望されてるとかで
作り方が分からないらしく
ぶつぶつ言ってる。
そんな様子を見ながらご機嫌に
鼻歌を歌ってると
『ご機嫌だな。』
と後ろからリーダーに声を
かけられた。
『はよー。早いじゃん。』
『ニノこそ、何時からいんの?』
『来てから
かれこれ1時間以上立つかなぁ。』
何をするわけでもなく
リーダーも定位置のソファーに
腰掛けた。
しばらくして…
めずらしく自分のスマホではなく
パソコンの動画を見始めたから
横から覗き見してみる。
『何見てんの?』
『昨日のやつ』
『へぇー珍しい。リーダーが
確認とかするの。』
『オレだってなぁ。
そのくらい…。』
自分が振り付けしている曲を
見ているリーダー。
その光景すら、本当に珍しいから
その横顔をスマホのカメラに収めた。
『なんか気になるの?』
『おぅ。気になるねぇ』
そう言いながら…
俺の肩を引き寄せて
画面をよく見るように促す。
『つなぐ?』
周りに人がいないことを確認して
ボソボソと小声で耳打ちしてくる。
『これ、もっと相葉ちゃんの方に
寄れない?』
『消えないでLOVEのとこ?』
『そうだよ。
だいたいなぁ…
おめーらはちっとも分かってない。』
『なにが?』
『オレはねぇ。いつだって
振り付けを考える時に基本
おまえら2人をシンメの立ち位置に
してるわけよ。』
『え?……
そうなの?』
もしかしたらそうなのかな?
と思ってたけど
やっぱり意図的にしてたんだ。
『だからこの見せ場のとこはさぁ
もっと『ぎゅ』っとしてほしい。』
なんだよそれ。
『ぎゅ』のところに力を入れて
語り出すから、少しだけ体温が上がる。
『前に勢い余った相葉さんに
ふっ飛ばされそうになって
それ以来、怖くて近づけない…』
『それも含めてな。
ダンスって、表現なんだよ。
この振りは松潤に
この振りは翔くんに
ってな。オレは心を込めて
作ってんだよ。わかるか?』
『あ、ハイ。』
『ニノと相葉ちゃんに
消えないでLOVEを体で表現
してほしいって思って…』
『あーーもう。恥ずかしい。って。』
普段、ぜんぜん喋んないくせに
こう言う時だけ饒舌になる
リーダーの言葉を遮ぎった。
『ねぇ。何が恥ずかしいの?』
ジムから戻ってきた
相葉さんが
小声で肩を寄せて会話してた
俺たちの間に入ってくる。
リーダーから引き剥がすように
強めに俺の肩を掴んだ。
『ちょうどいいや。
相葉ちゃんにも伝えとくわ。』
『あ、オジサン。人来たよ…』
まっさんがスタッフと一緒に
楽屋に入ってきたから
なんとか…この話は相葉さんが
知る事なく
事なきを得た。
相葉さんには
今は…知られたくない。
だってこの人、平気で
距離詰めてくるもん。
今日は…リーダーが変な事を
相葉さんに伝えないように
ずっと見張っとかなきゃだな。
つづく
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これですね。
↓
ちなみにビタスイの最後もだよね?


