にのあいフィクションです。
※風磨目線のコメディです。
 ご注意ください。🙇‍♀️







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どれくらい飲んだんだろう?

ハッキリ言って
二宮くんはベロベロだった。



相葉くんが隣にいる時は
こんな酔い方もするんだ…



翔くんも相葉くんも
お酒強いからベロベロまでは
いかないけど
いつも以上にテンションが高い。



ドームツアーでの思い出話や
ファンには出せない裏話などで
だいぶ盛り上がった。



知ってたけど…
やっぱり仲良いんだなぁ。


なんて。。。



ふと時計を見るともう店の
閉店時間で…
お店の人たちも嵐兄さんたちに
気遣ってか、何も言ってこない。



その俺の一連の動作を見て
二宮くんがまた、こう言う。



『ふうま、ウチくる?』



『え??』



いや、さすがにもう帰りたいです。
の言葉が顔に出てたのか…


『かず。もう風磨帰りたいって。
 また軽井沢で
 飲めるんでしょ?』



『じゃあ、お開きにしますか?』


相葉くんと翔くんが
フォローしてくれた。



『軽井沢、めちゃくちゃ
 楽しみです。』


相葉くんの言葉に応えるように
そう伝えると…


二宮くんは相葉くんの腕に
手を絡ませながら見上げて…


『軽井沢…めちゃくちゃ楽しみです。』


俺と同じ言葉を繰り返した。
相葉くんの笑顔が一瞬曇る…


続けて…
『いいよね?ね??』


『その話は後で。』


『今、いいって言えよなぁ。』

『翔ちゃんとか風磨が
 いるところでする話じゃ
 ないでしょ?』


え?ここで痴話喧嘩ですか?
完全に2人の世界で話してる。



翔くんは気にする様子もなく
お会計してくるからと席を立った。


『ほら、しょーちゃん
 行っちゃったじゃん。
 ねぇ?』


『…やめとけって。』



俺はたまりかねて…『あのぉ?』と
切り出した。



『ふうまは100キロ上げられたけど
 あいばさんは上げられなかった。』


『え?あ、バーベルの話ですか?』


『そう。ふうまの方がガタイ
 いいからだって。』


さっきの話?


『あーもう。かず。
 やめてよ。恥ずかしいから。』



酔っ払った勢いで
ペラペラと話し出す二宮くんと
恥ずかしいと言って残りの
ハイボールを煽る相葉くん。


ここまで聞いたら
どんな恥ずかしい話も
俺は聞かなきゃ…寝れねー。



『だから確認のため
 おれは今度の軽井沢で
 ふうまと一緒に温泉入ります!』



『………はい?』



…そう言われると、二宮くんと
一緒に風呂入ったことないかも。

なんだかんだ言って
これまでも別々に入ってたかも。



『好きにしろよ。』


あれ?相葉くん怒ってます??
え?風呂ごときで??



『この人ねぇ。
 俺が後輩とか知ってる人と
 お風呂入るの
 イヤなんだって。』

相葉くんとは裏腹に
ニコニコしながら教えてくれる。



うわー。何それ。そんなことある?
それって
俺の可愛いにのちゃんの身体を
他のオトコには見せたくない。
ってこと…

うわー。やべぇ。なんかリアル。



『あ、俺そーゆー目で
 見ないんで、安心してください。』


『……最初そう言ってて
 そうじゃなくなった人たちを
 たくさん見てるから…』


ふと、さっきの孝太郎さんとの
シーンを思い出していた。

確かに…0ではないのかも…



『あいばさんが100キロ
 上げられたら入らないで
 いてあげようと
 思ってたんだけどねぇ。』

笑いながらご機嫌に語る
二宮くん。なぜか上から…



相葉くんは『うるせー』とか
言いながら二宮くんの頬を
両手で押さえたり、つねったりしてる。


これ…まぁ
イチャイチャしてる
ようにも見えるんですけどね。




だって…二宮くんは
なんだか嬉しそうで…




結局、そうやって心配されることで
愛を感じてるんだろうなぁ。って。



ニノさんに俺がレギュラーで
呼ばれたばかりの頃
翔くんからお願いされてた。



ニノはあーゆー性格で
フランクだし、人たらしだし
男女関係なく
勘違いされちゃうことも
結構あってね。


俺たちがそばにいられない分
風磨が守ってやってね。




……そんな感じだったっけ。




結局この人たちは
いつでもお互いのことを
心配して気遣って
暖かい人たちなんだと……




俺はメンバーのことちゃんと
愛せてたのかな?

中島のこと……



全速力で走ってきたけど
こんな風に立ち止まって
客観的に見れたら



…違ったのかな。なんて。ね。










おわり。
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読んでいただき
ありがとうございます。🙇‍♀️
風磨くんありがとう。



おまけ書きます。