※超にのあいフィクションです。
→風磨目線のコメディです。
またまた長いので
お時間ある時に🙇♀️
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2022年9月初旬。
『ありがとうございました!』
出演者やスタッフさんたちに
笑顔を振りまきながら
颯爽とスタジオを去ろうとする
相葉くん。
『じゃあね。』
右手をあげて、最後に目配せ
する相手はもちろん二宮くんで…
『うん。相葉くん…これ。』
そんな二宮くんが
何食わぬ顔で、戦利品の
シャインマスカットを相葉くんに渡す。
『え?!!いいの??』
目をキラキラさせて喜ぶ相葉くん。
二宮くんはちょっと照れながら
俺より相葉くんの方が
フルーツ好きでしょ?
なんて言いながら微笑む…
『わぁー!いいな。』
よっちゃんが魔人ブウの顔で呟き…
『ニノさん…かつてそんなこと
ありました?』
驚きを隠せず、つっこむ川島さん。
…
俺はその様子をポカンと
見ていた。
なんだ??この茶番劇。
控え室で二宮くんと2人きりに
なるタイミングがあって
どうしても気になるから
携帯をいじってる、横顔を
まじまじと見つめた。
『…てか、なによ??』
さすがに気づいて睨まれる。
『ちょっと、いいっすか?』
『やだ。』
とか言いながら俺がじっと見ると
諦めたように、携帯を机に置き
こっちを見てくれた。
『なんすか?あれ??』
『なにが??』
『シャインマスカット。
何で相葉くんにあげるんすか?』
『…いいじゃん。別に。
相葉さん、ブドウ好きだし。
おっきいのより
ちっちゃいやつの方が好きだけど。』
『そーじゃなくて。』
『だからなにが?』
『だって……持って帰るところは
一緒ですよね??』
確信をついて言うと
ふふふ。と笑いだす二宮くん。
『帰ったら一緒に食べるの。
俺はおっきい方が好きだし♡』
『なんでワザワザ皆さんの前で
渡してんですか?
好感度っすか??』
『えーー。だって俺、これから
ジャにのの撮影あるじゃん。
まーくんに持って帰ってもらった方が
冷やしておけるし。』
そういう問題なのか…?
なんか
俺がすごいびっくりしたのが
相葉くんで…
曇りひとつない表情で
二宮くんからシャインマスカット
を貰えたことに喜んでいた。
本当は『先に持って帰って置いて』
の意味なのに。
あーゆーことサラっとできるのが
すごいし…
イメージと違う。
もっとウソとかつけない素直な人
だと思ってたのに。
『そういえば『会えてない』も
サラッと2人して
ウソついてましたね。』
『人聞き悪いなぁ…』
頬を押さえて俺を睨みつけてくる。
ぜんぜん怖くなくて
最近この人、本当に男なのかな?
とか思っちゃって…
この間、お泊まりの時
じっと見ちゃった。
二宮くんの二宮くん。
立派なのがついてたけど。笑
『別に会ってても良くないっすか?』
『大人の事情があるんだよ。
てか、じゃあ俺らが会ってたとしたら
どこで会えばいいの?』
『…え?ご飯やさん、とか?』
『すぐバレる。
…しかも、映画撮って、ドラマやって
舞台やって、映画の番宣やって
24やって、映画の番宣やって…って
ナマモノの仕事が多かったから
俺ら穴開けられないじゃん。』
飲み屋で2人で会って
2人してコロナになったなんて
言われたらたまったもんじゃない。
と…ぶつくさ言ってる。
『まぁ…確かに。いやぁまぁ
そうなんすけど。』
『リスク回避。』
『でも…じゃあ、どちらかの家
とかにしたら?どうですか??』
今までの強気な表情とは
裏腹に…ちょっとだけ
切ない顔になる…二宮くん。
あぁ…そういうこと?
『…だって頻繁にお互いの家に
行き来してるって言ったら…
また違う想像されちゃうでしょ?』
外でも、ウチでも
会えない…
パブリック上。
それを分かってるからこそ
口裏を合わせて
綺麗にウソをついている。
結局はお互いを守るために。
『こんなに仲良いのになぁ。本当は。』
思わずポロっと出てしまった。
ファンの人たちにそれが
伝わってればいいなぁ。なんて
不覚にも思ってしまった。
『だって、相葉くんは
俺のだよ?』
『間違えないっすね。』
『他の人とたちに
ぶどうをあげるところを
見せておけば、ちゃんと仲良いって
思われるからね。』
『…なるほど。』
二宮くんと相葉くんって…
やっぱり、俺なんかより何枚も
ウワテなんだろうな。
おもむろにまた机の上の携帯を
触り出した二宮くん。
見慣れたLINE画面を見せられる。
【風磨にまた遊びにおいで。って
言っておいて。】
『だって。』
俺ってこの人たちに
信用されてるんだな。
なんか泣ける。
おわり
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