※にのあいフィクションです。
ご注意ください。










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『えーーー!?マジぃ?』

『うー…ごめん。』




来週の木曜日は数週間ぶりに
俺も和も夜は仕事がなく…

ゆっくり出来ると
思っていたのに。




和は今、ドラマの撮影がぎっしりで
これから番宣も立て続けに
入ってくるから、本当に忙しくて…


俺は俺で、映画の撮影場所が
都内からかなり離れたところにあるから
移動に時間を取られてしまって…
それに加えてもちろん
レギュラー番組のロケもあるからね。



休みどころか、夜の時間すら
ここのところ全く
一緒に過ごせていない。





久しぶりに2人の時間が重なる日
だったんだけど……な。





『俺もじゃあ、誰かと夕方から飲みに
 行こうかな?…』


そう言うと、ちょっとだけ
複雑そうな顔をする…和。

そりゃそうだよね。和は別に
遊びで夜、家を空けるわけじゃなく
仕事なんだから。





しかも…風磨の誕生日を祝う
ための生配信。


やらない。の選択肢はないよね。



『あと、まーくん…
 俺ら24決まったじゃん?
 その発表のために翔ちゃんの番組に
 出ることになったの。』


『SHOWチャンネル?へぇー。』


『もしかしたら、翔ちゃんの方が
 先にYouTubeに出ることに
 なるかも…』



…今度は俺が複雑な気持ちになった。


『そっかぁ…』

明らかにテンションが
下がってしまう。





もともと、和がYouTubeやろうかな?
と言い出したのは…


L.A.でスイーツ部をやった時
思った以上に楽しくて…


いつか2人でYouTubeやりたいよね。
なんて話してたことがきっかけだった。


もし、いろんなことが許されるなら
本当は2人で立ち上げたかったのに…



だから嵐メンバー内では
まず、俺が出るもんだと
勝手に思っていた。



和ともそのタイミングを
画策してたんだけど…まさか
その座を翔ちゃんに
奪われるかもしれないなんて…






『まーくん…怒ってる?』


不安そうに見つめてくるから
寝癖だらけの頭をポンポンと
撫でた…



お互いの仕事のことは
全力で応援する。



それが、俺たちの約束事だから…






後ろ髪をひかれる思いで
ロケ場所に向かうために
家を出た。










つづく
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