※フィクションです。
ご注意ください。
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最近、少し日課みたいなっている…
ロケ場所までの移動車の中で
【ジャにのちゃんねるの夏】を
見ることが。
ハマってるのかな?俺…
あいつがほぼ毎日のように
更新するから続きが気になって。
繰り返し見てしまう…
後半は炎天下の中で
慣れない作業するもんだから
かなり疲れているように見えて
ちょっと心配になった。
あの日…
驚くほど真っ赤になって
帰って来たから
急いでぬるめの風呂に入れて
身体中を冷たいタオルで
冷やした。
顔だけは、朝出て行くときに
日焼け止めを塗って
やったんだけど…
脚や腕は本当にひどくて…
和の綺麗な肌が。
『ねぇ。何でこんなに焼けてんのぉ?』
『思ったより天気良かったの。』
『おまえ…出て行くとき。
俺、言ったよね?
キャンプ行くなら短パンとビーサンは
ダメだよ。って…』
『……。』
『なのに、キャンプって言っても
コテージみたいなのがあって
俺は室内で過ごすから…これでいい。
って言ってなかったっけ?』
『なんか…めちゃくちゃ暑かったから。
部屋みたいなのが…』
『身体中、熱持ってるじゃん。』
『……でもアソコは熱くないよ?』
たまに、突拍子もない下ネタを
ぶち込んでくる…
そんなこと言われたら
確かめたくなるじゃん。
しかも、白とピンクの境目は
どこなんだろう?って
気になっちゃうじゃん…
ちょっとその気になった俺の願いは
虚しく…
和はそのままソファーで
倒れるように寝てしまった。
疲れたよねぇ。この様子じゃ。
そのまま抱き上げて、ベッドまで
連れて行く…
眠ってる和の耳元で
つぶやいた。
『頼むから、心配させないで?』
……
完全に俺の心配は的中で。
動画を途中で停止して
LINEの履歴を探した。
個人的にはやり取りしたこと
なかったけど
グループLINEの中に
その名前を見つける。
『…あった。』
こんなことしても
ヤツなら
『相葉くん、何言ってんすか?笑』
とか…逆に言い負かされそう
だけど。
どうしても。伝えたい。
和とあんまベタベタしないで。
と入れたいところだけど。
それは絶対に言いたくないから…
せめてもの報復。
【相葉です。
店やりたいなら教えてあげるけど。
カレー粉は火を止めてから
入れるように。
その方がよく溶けてダマに
なりにくいです。😊】
和とカレー作りしてるのに
火も止めずにルーを入れるから
ダマになって爆発したんだよ。
火傷したらどうするの?
しかも、花火だって
和はちゃんとしゃがんでたのに。
風磨が立ってやるのが
公式ルールだとか言うから。
立ってたら火の粉がどこに
流れるかわからないから
危ないのに。
ビーサンの足に落ちて
火傷したら…
そんな俺の心配を他所に
風磨からすぐに返信が届いた。
【さすが相葉くん…っすね。
ありがとうございます。
見てくださってるんですね?】
素直な返信に戦意喪失して
既読スルーのまま
車の窓を少し開けて空を見上げた。
結局、いいヤツなんだよね…
誰が悪いわけでもなく…
隣に居られないことに
こんなにも自分がヤキモキするとは
ちょっと笑っちゃう。
笑っちゃうけど…
泣けてくるよ。
それだけ…俺は和が大切だと
いうことを
思い知らされて…
また…
ちょっとだけ笑った。
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