あれは何年前だったろうか?
母が美容院に行ったときのこと。
「白髪の方がお似合いですよ」
お店の人にすすめられ
髪を染めることをやめた。
その日から 白髪の母の姿を
見ることとなった。
真っ白でキレイな白髪は
母には似合っている
しかし 私には
その姿がなぜか弱々しく感じた…
若い頃 無理をしているし
背骨も圧迫骨折を繰り返し
5本もなくなり背中が曲がってきた。
母の口から弱音を聞くことは
ほとんどない、
なんと忍耐強い人なんだろうと
いつも感心する。
幾つもの試練を乗り越えてきた
人生の達人である母よ
あなたの笑顔は
ときに私の心を絞めつける…
無理をしていないだろうか?
どこか痛みがあるのでは?
そんな心配事をたずねてみても
あなたは 決まって
「大丈夫! 大丈夫!」
私の心には ?が残る…
でも、
それが母の大きな「愛」なんだ!
と、自分に言い聞かせる…
先日12月12日
そんな母と初めての温泉宿泊。
バイキングで
料理に手が届かないくらい
母の身長が縮んでいた。
宿のスタッフの細やかなもてなしに
食事も楽しく出来て母も喜んでいた。
根っからの人好きな母は
温泉から出たあとも
初対面の泊まり客と和気あいあいと
話をしていた。
人とおしゃべりをすることが
母の一番の健康法かもしれない。
