皿洗いをしながら、さりげなーい感じで夫に聞いてみた。



あ、そーそー、そういえば、私が送った温泉宿見てくれた?どうかな?



あー、、、、ま、いいんじゃない?
(携帯をいじりながら、めんどくさそーに)



え、、?車で行くのか、電車で行くのかによって変えれるように他もみてるんだけど、
夫くんは、どこらへんか希望とかないの?
(てか、もう日にちないのに、行かないつもりか??)



あー、ま、どこでもいいよ。まかせるわ。
りとのーこ(私の事です)が行きたいんだろ??
何で俺が探すんだよ。




・・・・・・。



俺は行きたくないけど、お前が行きたいっていうから行くんだろ、


という考えなのでしょうか。


ここで、心が折れそうになりましたが、グッとこらえて


あ、うん、、、じゃあさ、他の方面でもみてたから、これもどうかなー?


と、携帯をいじってる夫の隣へ。


夫の携帯を見ると、温泉宿の検索サイトを見ていました。



あれ〜。見てくれてたんだアップなんかそのサイト良さそうだね!どんなのがある??


と、覗きこむと、何だか夫の様子がへん。





いや、お前が検索してるのでいいじゃん
こっちはいいよ


え?いや、ちょうどみてたんだからいいじゃん見せて〜。


だからいいっていってるだろ。めんどくせーなむかっ



え。。。なにそれ??
夫が、温泉宿をなんだかんだで探してくれてると思って一瞬喜びましたが



わかってしまいました。



私が温泉宿を探しているときに、



夫は、不倫相手を連れて行く宿を検索していたのです。



頭に血が上りました。
私は苦しい中、何とか夫を許して信じてやり直す糸口を探っているのに


夫はなんの躊躇もなく、私を裏切っているのでした。



その後は無言になり、私はキッチンへ。
その時、夫の背後にまわる事になりました。


見えちゃいました。
不倫相手とのLINEのやりとり。画像のようなものも。


内容までは見えていません。


でも、私には最近全くLINEを送ってこないのに、
彼女とは、たくさんたくさんやり取りをしているようでした。


なにより、やはり未だに連絡を取っているという現実。


許し、過去を全て水に流す。問い詰めないし、認めなくていい。


だから、もう会わないで欲しい。



もう終わりにして欲しい。


こんな惨めな私の願いを彼に話した時、少しはわかってくれたと思っていた。


でもやっぱりダメだった。



彼が部屋を出て行ったあと、こらえきれずに泣きました。苦しくて息ができなくて、
目の前が真っ暗です。