2022年4月21日(金)



〈Eテレ〉
📺️おじゃる丸(再)
▽20ー3:メッセンジャー電ボ【初回2017年4月7日(金)】

▽脚本:髙橋幹子
▽絵コンテ:小華和ためお
▽演出:片貝慎
▽作画監督・原画:さくましげこ
▽動画:齊田恵瑠・櫻沢翔吾

・電書ボタルの電ボは、ヘイアンチョウの父上・母上のことばを、月光町にくらすおじゃる丸にとどけるメッセンジャーだ。いつものようにメッセージをあずかった電ボは、月光町にかえってきたところで一輪(りん)の桜(さくら)の花と出会う。いつものようにたちまち恋(こい)に落(お)ちてしまった電ボ。おじゃる丸に早くメッセージを伝(つた)えなければならないのだが、ついつい夢中(むちゅう)になって桜と話しこんでしまう。(公式HPより


✏️おはなし



































・ヘイアンチョウ。おじゃる丸の両親から伝言を受け取る電ボ。会えるのを楽しみにしている、風邪に気を付けるよう、そして母上からは次に会う時までに上に羽織るものを仕立てておきましょう、と心のこもった伝言

・月光町。伝言を伝えるも「わかったでおじゃる」と素っ気ない態度のおじゃる丸。再びヘイアンチョウ、おじゃる丸からの伝言を受け取り「楽しみで なかなか眠れぬそんな夜は 月を眺めて 団子ひと山」と詠む父上。母上からは「夕べあなたの夢を見ました。少し大きくなったのではないですか?」との伝言

・再び月光町、いつの間にか満開の桜。その中のひとつ、桜様に一目惚れの電ボ。自らをメッセンジャーと名乗る電ボが仕事中と知り「ごめんなさい邪魔しちゃって。どうぞお戻りになって」と桜様。
しかし、戻ってもまた素っ気ない態度を取られるに決まってる、だったら桜様と話した方が、と「今はちょ~暇でございますから(電ボ」

・お喋りに夢中の電ボ。和歌の話から「和歌という 思いを伝える贈り物 お手紙みたいなものですよ」と詠む電ボ。桜様も「桜色 あなたのせいでバラ色に 責任取って下さいませませ」と1句。
意味を聞かれ「わたし電ボさんに出会って桜色だった頬がバラのように赤く染まったの」。そんな桜様にすっかり惚れ込む電ボ

・大事な人から手紙を貰う嬉しさ、そして自分の仕事の大切さに気付き、おじゃる様も本当は返事を待ってるはず、と思い直す電ボ。いったん戻ろうとする電ボを「いやっ。…なんてね。行ってらっしゃい電ボさん」と見送る桜様

・伝言を伝えようとする電ボ、しかしおじゃる丸はプリン優先で聞く耳持たず。ショックの電ボ、再び桜様の元に戻るも姿が見えず。「桜ちゃんならいないよ。さっき散っちゃったから。あんたがいなくなって間もなくだった」と桜の木。だからあの時…とやるせない気持ちになる電ボ

・そこにおじゃる丸。「いい加減父上と母上の伝言を聞かせてたも。マロ待ちくたびれたでおじゃる。さっきはカズマがおったからの。マロ照れくさくて聞かなかったのじゃ」
真意がわかり伝言を伝える電ボ。そしておじゃる丸から「マロはまだ小さいゆえ心配せずともよいとの」との伝言。
再びヘイアンチョウに向かう電ボ、『そう。それでこそ電ボさんよ(桜様』というお話。


📝電ボ、恋の劇場。基本、死に別れとも言える結末を向かえる事の多いシリーズですが今回はそうでありながらどことなく爽やかな読後感。
桜様もおじゃる丸も素直になれず、電ボは普段通り&恋優先でその思いに気付かず。結果悲運を辿りましたが同時にメッセンジャーもとい、伝言係としての使命に改めて目覚めた電ボ。
最初に電ボが仕事を優先してれば桜様の最後に間に合ったかも知れませんが、それが出来れば苦労はしないという、そんな恋の劇場。最新の25シリーズではどんな展開を見せるのか。