2021年12月1日(水)



〈Eテレ〉
📺️おじゃる丸
▽24ー58:忘れ物さま【初回2021年12月1日(水)】

▽脚本:髙橋幹子
▽絵コンテ・演出:牛草健
▽作画監督・原画:泰野三和子
▽動画:安室侑哉・瀬川 巴瑠加

・ある冬の日。さんぽ中の電ボは、公園のベンチのよこで片方(かたほう)だけの手ぶくろを見つけた。これはきっと“忘(わす)れ物さま”にちがいない!!フンワリあたたかそうな忘れ物さまに電ボは一目ぼれ。さっそくデートをもうしこむが「持(も)ち主のタケルくんが探(さが)しにくるから」とおことわりされてしまった。電ボは、持ち主が見つけやすいよう忘れ物さまを木のえだにひっかけ、その身(み)の上を聞(き)いてみた。(公式HPより


✏️おはなし

・ベンチの側に落ちている赤い手袋。一目惚れからデートを申し込むいつもの電ボに対し「ここを離れられないの、タケル君が探しに来るから」。タケル君とは手袋の持ち主、小山タケルという名の男の子とのこと

・電ボいわく「忘れ物さま」をタケル君が探しやすいよう木の枝に移す電ボ。ここに至るまでの一連の経緯を尋ねると

①ここにいるのは1週間前の初雪の日から
②サッカー好きのタケル君、あの日は負けて泣いており頬を暖めてあげた
③ポケットにしまわれたはずが落ちてしまい現在に

・タケル君が心配な忘れ物さま。怪しくなる空模様、忘れ物さまを抱え鳥の巣に避難する電ボ、追い出されそうになるが「秘技おにぎり攻撃!」で回避。

・それから一ヶ月後。木の枝には前日、風に飛ばされてボロボロになった忘れ物さまが。見かねた電ボ、タケル君を捜索、ようやく見つけるもその手には既に新しい手袋。
手芸店にいたアカネを忘れ物さまの元に連れて行く電ボ。小声で「もう元の持ち主様はご不要になっておられますゆえ…赤いの様、宜しくにございます」とその場を離れる電ボ

・忘れ物さまに話し掛けるアカネ。「あんた良かったらアタイの手袋になってくれないかい?今からちょうど編むところなんだよ。あんたとお揃いの可愛い手袋をもう片方編むからさ。ああ、あんたが嫌ならアオベエでもキスケの手袋でもいいんだよ。温めておくれよアタイ達の事を」
その間、微動だにしなかった忘れ物さまだが雪が降り、アカネが手に取ると僅かにアカネを撫でる仕草。頬に当て「あったかい(アカネ」
アカネに貰われる忘れ物さま、その背中を見つめる電ボ。というお話。






















【今回のED】
冒頭「あ~いい話~ 最後はフワちゃんと元気いっぱいエクササイズ」
締め「楽しかった 毎日やろう」「おじゃ~」


📝電ボ、恋の劇場…とは少し違いますけど良いお話。ただ、タケル君の元にあると思われるもう片方の手袋の命運が気になるところ。タケル君の新しい手袋は両方とも黄色で新品。家のどこかで再会を待っているのか、既に…なのか。その辺特に言及無かったのが引っ掛かったり。脳内で「かたっぽちゃんとかたっぽちゃん」が流れる、そんなおかいつクラスタであった。
あと画像は無いですがラストカットは寂しげ→笑顔に変わる電ボの表情。最後はアカネに丸投げした電ボですが、フラれるのは慣れていても自ら身を引くのは下手なのか、若干無責任なような気もしないでもない。
いずれにせよ無事アカネ達の元に引き取られた忘れ物さま、この先、話の端にでも映ればいいなと。