2021年7月9日(金)



〈Eテレ〉
📺️おじゃる丸(再)
▽19ー30:カズマに甘えたいたまえ【初回2016年6月10日(金)】

▽脚本:今井雅子
▽絵コンテ・演出:赤城博昭
▽作画監督・原画:荏原裕子
▽動画:菊地慧里奈・櫻沢翔吾

・カズマのせなかで甘(あま)えるおじゃる丸を見て、自分もおんぶされたいと流(なが)れ星のたまえ。兄のかなえがおんぶしようとするが、あっちがいいとカズマのせなかをゆびさす。おじゃる丸はカズマのせなかはゆずらないと抵抗(ていこう)するが、なきながら歯(は)を食いしばってたのむかなえにまけ、しぶしぶたまえにゆずる。なかよく前を歩くカズマとたまえを、おじゃる丸とかなえがうらめしく後をおう。(公式HPより


✏️おはなし


・カズマの背中に揺られて幸せなおじゃる丸。そこに「たまえもやる~」と流れ星のたまえ。兄のかなえ、おんぶならお兄ちゃんが、と言うもたまえの興味はカズマの背中。
一向に諦めないたまえに「ソチ、諦めが悪いの(おじゃる丸」「たまえは諦めが悪いんじゃない!粘り強いんだよ!(かなえ」




・ちょっとだけだよ、と背中を譲ろうとするカズマだが、なぜマロがたまえの為に、と必死にしがみつくおじゃる丸。そんなおじゃる丸に譲ってやれよ、とかなえは言うが、たまえがカズマにおんぶされても平気なのか逆に問われると「お…お兄ちゃんだから、たまえの喜ぶ顔が見たいんだよ。うっツラい…いやツラくない」と苦悶の表情。





・「たまえを頼んだよ!」と言い、カズマの背中からおじゃる丸を引き剥がすかなえ。
かなえが見守る中、カズマの背中に登り始めるたまえ。しかし脚はプルプル、そして「落ちた。(たまえ」
再びチャレンジ、今度はかなえも手伝うがその目には自然と涙が。涙を堪え、たまえを手伝うかなえ、やがて「の~ぼ~れ~た~」と登頂成功。




・たまえを背中に散歩のカズマ。その後ろを苦悶に満ちた表情で付いていくかなえとおじゃる丸。たまえの幸せそうな笑顔に「(あんなに嬉しそうな顔しなくったって…いやこれでいいんだ)」と必死に耐え抜くかなえ。
しかしもう見てられないと限界のかなえに「ソチがたまえを預けたせいであろ!ソチなんてことをしてくれたのじゃ(おじゃる丸」「大人になれよおじゃる丸(かなえ」「嫌のものは嫌じゃ!(おじゃる丸」「狼狽えるなんてみっともないぞ(かなえ」としどろもどろな2人






・場所を移動するカズマとたまえ。行かないで~と涙のかなえに「もう遅いでおじゃる」とこちらも涙のおじゃる丸。
カズマとたまえの背中を黙って見送るしかない2人。とここで互いに見つめ合うかなえとおじゃる丸




・一周して戻ってきたカズマとたまえ、そこにいたのはおじゃる丸を背負うかなえの姿。「なんか違うでおじゃる(おじゃる丸」「なんか違うね(かなえ」
そんな2人を見ていたたまえ、カズマの背中から離れ「お兄た~ん!」とかなえの元へ。背中のおじゃる丸を放り投げ、たまえと抱き合うかなえ。放り投げられたおじゃる丸はカズマがキャッチ。そして両者に笑顔が。




・夕方。カズマの背中で揺られ幸せなおじゃる丸。一方たまえを背に宇宙を行くかなえ。たまえの寝顔に「たまえ~」というお話。


📝近年のたまえ回の中でもお気に入り、というかベスト1のお話。カズマの背中を登る際の脚プルプル→ズリ落ちるたまえが可愛いのでその為だけでもNHKプラスで見る価値あると思います。他にもカズマとたまえの散歩中のやり取りや、嫉妬と虚無感に苛まれるおじゃる丸とかなえの心理描写、顔芸がまた面白く。