2020年7月10日(金)



〈Eテレ〉
📺️おじゃる丸(再)
▽18ー26:かんぺき電ボ【初回2015年5月28日(木)】

▽脚本:福嶋幸典
▽絵コンテ:小華和ためお
▽演出:赤城博昭
▽作画監督:ときながよしゆき
▽原画:ときながよしゆき
▽動画:倉持彩乃・伊藤舞香

・最近(さいきん)マロのお世話係(せわがかり)としての自覚(じかく)が足りないのではないかの?と電ボをしかるおじゃる丸。反省(はんせい)した電ボは、つぎの日からおじゃる丸に言われる前にすばやくお世話をするようになる。最初(さいしょ)はよろこんでいたおじゃる丸だったが、だんだんなんでも先回りする電ボがうっとおしくなってくる。(公式HPより


✏️おはなし




・空の散歩から帰ってきた電ボ。待ってたのはおじゃる丸の小言。そもそも何の為にそばにいるのか、世話をする為なのにほったらかし、昨日はデートで帰りは夕方、一昨日は喫茶一服に入り浸り、ちょっと優しい顔をしてると思って図に乗ってるのではないか、と言われ「そんなことは…」とたじろぐ電ボ。
散歩に向かおうとするおじゃる丸、電ボもお供しようとするが、「役に立たぬ虫は来ぬでよいでおじゃる」と言われショック






・翌朝。今日も小言を言わねばならぬのか、と嘆くおじゃる丸を待っていたのは「今日からは心を入れ替えおじゃる様のお世話を完璧に務めさせて頂きます」と張り切る電ボの姿。
朝食の時間から張り切る電ボ、醤油、おかわり、言われる前に次々と先回り。やればできるではないかの、と驚くおじゃる丸





・三点セットで横になるおじゃる丸のそばでじっと待機する電ボ。「おじゃそろそろ…」→「プリンでございますね!」、「電ボ、ち~っと…」→「お腰を揉むのでございますね!」、「おじゃ電…」→「お暑いのでございますね!」





・「このように何もかも先回りされてはそれはそれでつまらぬの…」と困惑のおじゃる丸、今日はもういい、オナゴでも誘ってデートにでも、と電ボに告げるも、わたしくの務めはおじゃる様のお世話、と聞かず。
「融通の聞かぬ虫じゃの」と立ち上がったおじゃる丸に「お散歩にございますね!」とドアを開ける電ボ







・仕方なく散歩に向かうおじゃる丸、すぐ隣にはじっと睨みを利かす電ボの姿。さすがに落ち着かないおじゃる丸、とそこに子鬼トリオ襲来。
助かったとばかりに子鬼トリオに駆け寄ろうとするおじゃる丸、そこに割って入る電ボ、激しすぎる攻撃に圧倒され引き上げる子鬼トリオ。「あっぱれわたくし。おじゃる様の為に子鬼めらを一撃にて追い払いましてございま~す!(電ボ」





・公園で横になるもやはり落ち着かないおじゃる丸。うすいさちよが家にいるか見てくるよう電ボに頼むおじゃる丸。その隙に逃げ出す作戦だったが、あっという間に仕事をこなしてしまう電ボ。
次にマリーさんの元に向かわせるも結果は同じ。ならばと多山さんの元へ向かわせるおじゃる丸。多山さんがいるのは遠い鬼が山、ほくそ笑みながら悠々と喫茶一服に向かうおじゃる丸






・喫茶一服。「おじゃる様。ホットミルクを頼んでおきました」。そこにいたのは鬼が山から戻り、先回りしていた電ボの姿。
これでは気が休まらない、と涙のおじゃる丸、「電ボ…完璧やめてたも」→「はい!わかりました!完璧にやめさせて頂きます!」






・翌日。おじゃる丸の頼みに「あ~!うるさいな~!わたくし完璧やめましたんですけど~!」と返すぐーたらな電ボ。「おじゃ…その真ん中にならぬかの~」というお話。


📝完璧を完璧をやめた電ボ、なんだか落語みたいな展開とオチでしたね。落語なら「完璧にやめさせて頂きます!」で終えて逆さオチ、といったところでしょうか。
基本的に電ボはおじゃる丸のお世話の仕事をサボってるイメージは無く、むしろ理不尽でも耐えてるイメージがあるので(故に爆発する話の方が多い)、最初の小言の部分は割と引っ掛かる部分ではありますが、ひとつの話としてはキレイに纏まってたと思います。