2020年7月2日(木)



〈Eテレ〉
📺️おじゃる丸(再)
▽18ー22:愛しのおばけさま【初回2015年5月20日(水)】

▽脚本:今井雅子
▽絵コンテ:西田章二
▽演出:髙田昌宏
▽作画監督:ときながよしゆき
▽原画:ときながよしゆき
▽動画:倉持彩乃・伊藤舞香

・恋(こい)多き電書ボタルの電ボ。こんどはかわいいおばけに恋をした。そのおばけは、おばけ屋敷(やしき)の館長(かんちょう)さんのところでアルバイトをしていると言う。「夏にはおばけ屋敷がオープンするから、あそびに来てね」とおばけちゃん。しかし電ボは夏までまてず、館長さんにいっしょに働(はたら)かせてほしいとおねがいするのだが。(公式HPより


✏️おはなし


・「これまたかわいらしいオナゴのおばけ様!」、今日も一目惚れの電ボ、さっそくアプローチ開始。声も可憐、とますます夢中の電ボに「わたしあのお化け屋敷にいるの。夏になったら会いに来てね」と言い残し館長さんのお化け屋敷へと消えるおばけ様





・背中を掻くよう頼むおじゃる丸、しかし電ボは窓際で「いつになったら夏が来るのでございましょう…」とボンヤリ。
「肌は透き通る様に美しく、この世のものとは思えぬ愛らしさで…はぁ…おじゃる様。どうして今は夏ではなく春なのでございましょう…(電ボ」「マロに言われてもの…(おじゃる丸」





・お化け屋敷。電ボがため息ばかりで仕事にならないので連れてきたおじゃる丸。夏まで待てず一目会いたい、恋に待ったはない、と頼む電ボに対し、夏が来るまで準備中と困惑の館長さん。
おじゃる丸も虫の一匹くらいこっそり、と頼んでみるが、おばけたちは練習中、お客さんに見せるわけには行かない、と断る館長さん




・ならばお化け屋敷で働かせて欲しい、愛しのおばけ様の為、おばけになってみせる、と意気込む電ボ。怖がらせる事は出来るのか尋ねる館長さんに「お尻が光ります!」と光らせてみるも「電ボ、無駄に明るいの(おじゃる丸」
館長さんも「ごめん、怖くない」とバッサリ、落ち込む電ボ





・続いてモノマネを披露する電ボ。「わたくし一人でおばけ10人演じて見せます!」と狼男や揺れる花瓶、口裂け女のモノマネを披露するも「ごめん。どこがモノマネなのかよくわかんない(館長さん」と再びバッサリ




・不採用を告げられた電ボに「諦めて夏になったら来るとするかの」とおじゃる丸。しかし「では館内のお掃除係でお雇いくださいまし!」と勝手に仕事を引き受け、そのままお化け屋敷内へ消えてしまう電ボ






・「オナゴの事になるとそれしか見えなくなるのじゃ」と語るおじゃる丸に「浮わついた気持ちで働かれては困るんだよね。最近アルバイト感覚のおばけが増えちゃってね。もっと真面目に怖がらせて欲しいんだよね~。だいたいお化け屋敷って言うのはさ、ハートとソウルを込めて本物の恐怖で観客を…」と熱くなる館長さん。「おじゃ、館長、熱いの(おじゃる丸」





・一方、お化け屋敷内で愛しのおばけ様を探す電ボ。名前を呼ぶも出てくるのは別のおばけたち。驚き幾度と頭をぶつける電ボ、名前を聞いてなかった事を後悔しつつ愛しのおばけ様探し再開。
とそのとき、聞き覚えのある声が。間違いなく愛しのおばけ様の声、急いで駆け寄る電ボ




・「えっ、もう来たの?」と驚くおばけ様。しかし「こいつ誰?」「新入り?」「おばけっぽくないな」と次々と現れるオノコおばけたち。「わたくしめの他にこんなにオノコめらが」と嫉妬を隠せない電ボ。





・「夏になったら来てって言ったんだけど」と話すおばけ様に、「会いたくて、会いたくて、あなた様も待ってくださっているものだとばかり…」と思いをぶつける電ボだったが、「お客さんとして遊びに来てって言ったつもりだったんだけど…」と率直に返すおばけ様








・「お客さんが来てくれなくてお化け屋敷が潰れちゃったら、私仕事無くなっちゃうでしょ?」と続けるおばけ様、「では、わたくしめの事はなんとも思ってなかったのでございますか?(電ボ」→「当たり前でしょ?あなた全然タイプじゃないもの。だいたい足が6本もあるなんていや~ん(おばけ様」とバッサリ。そんなおばけ様に周りのオノコおばけたちは「わ~ かわいい~」





・電ボの帰りを待つ2人。いつもならあっさりフラれてすぐ戻るはず、と呟くおじゃる丸。と、その時、どこからともなく不気味な泣き声が。
胸を掻きむしられるような悲しい声、ぞわぞわと寒気がする、と興奮する館長さん。「心が震える、これこそ僕が探し求めてきた本物の恐怖だよ(館長さん」






・声のもとへやってきた2人。そこにいたのは案の定、フラれて泣き崩れる電ボの姿。お尻の光を見て「いいな~その光り方も。君、採用!」と館長さん。「電ボにおばけの才能があったとはの。恋の力恐るべしじゃの(おじゃる丸」というお話。


📝電ボ、恋の劇場。まぁ今回は一方的な勘違いだったわけですが、営業トークを真に受ける相手は客にもならないとばかりにバッサリ切り捨てるおばけ様(おばけちゃん)も馴れたもので。周りにいたオノコおばけ達もおばけ様はうまい具合に手懐けてるんだろな、と