2020年6月5日(金)
〈Eテレ〉
📺️おじゃる丸
▽23ー30:エンマの二代目 名前はテンマ【初回2020年6月5日(金)】
▽脚本・絵コンテ:大地丙太郎
▽演出:佐藤真人
▽作画監督・原画:渡辺はじめ
▽動画:尾島ちづる・松本伊吹
・エンマ大王に二代目(にだいめ)あらわる?おじゃる丸がヘイアンチョウへ帰ると中、「エンマ大王の家、知らない?」と見知らぬ子が声をかけてきた。その子の名前はテンマ。エンマ大王の甥(おい)だという。しごとがいそがしいエンマおじさんをてつだいに行こうとして、道にまよってしまったそうだ。どこかカズマに似(に)たふんいきのテンマに興味(きょうみ)をもったおじゃる丸。エンマのもとまで、ふたりでむかうことにした。(公式HPより
※追記:2020年9月25日(金)再放送時のEDイラスト追加
✏️おはなし
・月夜が池。ヘイアンチョウに向かうおじゃる丸を見送るカズマ。自分が里帰りの間、寂しくないのか尋ねるおじゃる丸に「うん、ちょっとね」なカズマ。
あまり寂しそうではない、と疑うおじゃる丸を抱き抱え「そんなことないよ、気を付けてねおじゃる。ヘイアンチョウのみんなによろしくね、それと早く帰ってきてね」。
そんなカズマの言葉に「カズマもさみしがりやでおじゃる~」と照れ笑い、満月ロードでも「カズマ照れてたでおじゃる~」と嬉しそうなおじゃる丸
・ヘイアンチョウ、涙岩から出てきたおじゃる丸の目の前に謎の少年の姿。エンマ大王の家を尋ねる少年、聞けば「おれテンマ。エンマおじさんの奥さんの弟の長男だから、おれエンマおじさんの甥」とのこと。
「どことのう似ておるの…」と気になるおじゃる丸、一方テンマはエンマ大王の家に向かおうとするも右往左往。見てられないおじゃる丸、仕方なく案内することに
・「(どことのうカズマに似ておるでの…どうにも放っておけぬ…)」とおじゃる丸。一方テンマはおじゃる丸が乗っているシャクに興味津々、からの転倒。
「キョロキョロ運転辞めてたも。こういうところはカズマには似ておらぬの…(おじゃる丸」
・今日も多忙に追われるエンマ様。亡き者からもせっつかれ、中には半年待ちの者も。シャクさえあれば…とぼやいてるところにテンマとおじゃる丸到着。挨拶のテンマ、会うのは初めてらしくエンマ様も知らないらしい。
テンマが今日ここに来たのは、母親から忙しいおじさん(エンマ様)の仕事を手伝うよう言われたからとのこと。その言葉に感謝の亡き者達、戸惑うエンマ様
・「おれが来たからもう大丈夫!おじさんお疲れ様でした。おれがおじさんの後を継ぐよ。あとは若いおれに任せてよ」と言うやいなや、お裁き開始。
1人目は顔の怖い亡き者。「なんだいこの坊主は?」と睨みを効かせる亡き者に「こんな感じで悪いことしてきたに違いないよ」と決めつけお説教部屋行き。
温厚な2人目は「いい人だなあ」と天国行き、顔の怖い3人目はお説教部屋、優しそうな4人目は天国行き、髭が悪そうと5人目をお説教部屋、顔の面白い6人目は天国行き、あっという間に裁き得意顔のテンマ
・亡き者達を慌てて呼び戻すエンマ様。閻魔帳を広げ改めて1人目をお裁き。実はいつも一番に人の事を考え、お年寄りに席を譲り、倒れた自転車を起こし、誰にでも優しくしてきたそうで天国行き決定。
温厚そうな2人目は実は詐欺師、お説教部屋へ。「こんなにいい人に見えるのに?」と驚くテンマ。
・「テンマとやら、よく聞くのじゃ…人は見かけではない。人の良さそうな顔をしていても行いの悪い者もおるし、怖そうな顔をしていても心優しい者もおる。だからワシはその者達のやって来た行いを一つ一つ丁寧に調べてから、天国行きか お説教部屋行きか決めておるのじゃ。」
・更に「テンマとやら、ソチのワシを思う気持ちはありがたく思う。じゃが…まだワシの後を継ぐのは早い。もう少し人生の勉強などを重ねてから来ることじゃな…」と続けるエンマ様の言葉に「そうなんですね…おじさんはやっぱりすごいやっ!おれはまだまだだっ!(テンマ」
修行し直していつかおじさんの役に立つ、と誓うテンマ。素直な良い子じゃ、とその日が来ることを楽しみにするエンマ様。
・「おじゃエンマ…ソチもなかなか良いことを言うの」とおじゃる丸、照れるエンマ様。「ではの、ホホ」と帰路につくおじゃる丸を見て「ああ~っ!おじゃる丸~っ!」とようやくその存在に気付くエンマ様。
「ああ…あいつ、すっごくいいやつだったよ」と語るテンマに「あの者が一番悪いのじゃ~っ!(エンマ様」というお話。
📝テンマのcv.は三森すずこさん。いい話、かと思わせて実はちょっと引っ掛かるお話。エンマ様、最後のテンマへの言葉で「一つ一つ丁寧に調べてから~」などと熱く語ってましたが、これまで描かれてきたシャクを手にお裁きする姿は完全にシャク任せ、ほとんどオートの流れ作業にしか見えないのですがこれはいったい。
もしかして、一連のテンマへの言葉は実はエンマ様自身に向けられている可能性も。本人は無自覚でしょうけどだいぶ言動に矛盾あるなぁ、と思ったり。そこまで計算した脚本ならちょっとゾワッとしますが果たして。
あと面白かったところではカズマとのイチャイチャタイム、あれきっと毎回やっててカズマも慣れたものかも知れない。
他にシャクって乗れるんだ…というのも。ヘイアンチョウ・エンマ界ではシャクの能力があがってもおかしくはないですね。
✒️もうひとつ、これにて23シリーズ前半、30話終了。来週から18シリーズ再放送(セレクションのはず)、その後に前半30話の再放送、後半新作スタート、となるはず。
例年通りなら10月ですが今年はどうなるか。
いずれにせよ、他のアニメがことごとく休止に追い込まれる中、滞りなく新作30話を完走したおじゃる丸のスケジューリングには脱帽である。簡単では無いでしょうが、定期的に再放送を挟むおじゃる丸、忍たまの制作スタイルはこれから見習うべきでしょうね。
それで無くてもコロナ以前からスケジュールが力尽きるアニメは続発してた訳ですし。
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