2020年5月22日(金)



〈Eテレ〉
📺️おじゃる丸
▽23ー24:おじゃる丸 電ボの恋ガタキになる【初回2020年5月22日(金)】

▽脚本:神山修一
▽絵コンテ:西田章二
▽演出:佐藤真人
▽作画監督・原画:ときながよしゆき
▽動画:尾島ちづる・松本伊吹
 
・おじゃる丸のおせわがかり・電ボに恋(こい)ガタキあらわる!その相手はなんと、おじゃる様(さま)~!2人が恋したのは、野に咲(さ)く花“お花”。電ボが、カラカラにしおれていたお花に水をあげたところ、みるみるうつくしい花が咲きほこった。そのすがたにおじゃる丸まで心うばわれてしまったのだ。おつかえしているおじゃる様が恋ガタキだなんて…でも、この恋はゆずれませんっ!お花をめぐる勝負(しょうぶ)がはじまる。(公式HPより

※追記:2020年9月11日(金)再放送時のEDイラスト追加


✏️おはなし




・とある山。おじゃる丸に水を運ぶ途中、枯れかけた花のつぼみを見付けた電ボ。
一方、おじゃる丸は頂上にて「草もなく 木もなく名もなき 丘の上 することもなく マロはまったり」と一句。
その頃、電ボに水を貰い元気を取り戻した花のつぼみ。「みるみるみずみずしくなられてなんとお美しい!その控えめなお姿にわたくし心を動かされてしまいましたっ!」とさっそく一目惚れ。
そんな電ボの姿を遠目に見て「草相手に何を言っておるのじゃ電ボ」とおじゃる丸




・なんでもない野の草、と名乗るお花。お花様、と呼ばせてくださいと電ボに言われ、花なんて咲いてないのに…と謙虚なお花様。
綺麗な花が咲くに違いない、と猛アピールの電ボ、照れ笑いを浮かべるお花様。





・「君はそのままでも綺麗だよ。良かったら僕とつつつ…つきあわな…」と電ボが言いかけたところで声を掛けるおじゃる丸。いつも簡単に恋に落ちる電ボにも困ったもの、と話してる途中、つぼみが花開くお花様。
その姿に「ズッキュ~ン!」「お美しい~っ!」と目がハートになるおじゃる丸と電ボ。





・もじもじしつつ、感動のあまりそなたに贈る歌が出来た、とおじゃる丸。「なにもない この山に咲く 白き花 なによりもまた かわゆきものよ
山の中にかわいいお花が咲いている、という意味ですね、と解釈後、ハッとするお花様。かわいい花=ソチのことじゃ、とおじゃる丸に言われ「ありがとうございます」とお礼





・その夜。ベランダでお花様に思いを寄せる電ボ。一方、部屋ではおじゃる丸が「野の花の…」と歌を編んでいる最中。「明日お花に贈る歌を詠んでいるのじゃ」と聞かされハッとする電ボ。
「ヘイアンチョウではおのこ様もおなご様も恋をしたお相手に歌を贈るのが習わし…(もしやおじゃる様もお花様に恋を?)」と焦る電ボ、お花様に恋をしておいででは?と尋ねられ赤面のおじゃる丸を見て「わっ!してるっ!恋してるっ!」と確信し外へ




・「ということはおじゃる様はわたくしの恋敵…決めました。例え恋敵がおじゃる様でもわたくし正々堂々真っ向勝負で恋のビクトリーを手に入れますっ!わたくしも素晴らしい歌を詠んでお花様の心を奪ってごらんに入れますっ!」と月夜の下、決意する電ボ





・次の日。お花様の元に向かうおじゃる丸と電ボ。まずはおじゃる丸が歌を披露。「月の下 ひとり咲く身のさみしさに 流す涙が つゆとこぼれる
「夜、ひとりぼっちで流した涙が葉っぱに落ちてつゆになっている、という歌ですね。素敵です」とお花様。
負けじと電ボも歌を披露。「お花さま ああ根があって 茎があって 葉っぱ葉っぱのてっぺんが花」。カーンというSE、固まるお花様とおじゃる丸




・その夜。良い歌が出来ず「このままではこの恋わたくしの負けにございますっ!」と頭を抱える電ボ。
そんな電ボを見て「歌でマロに勝とうとしても無理というものじゃ」と余裕のおじゃる丸




・翌日。「ひとり咲く かわゆき花のためならば ミヤビなマロも 山登りする」と詠むおじゃる丸。
電ボはというと「お花さま ああお花さまお花さま お花さまったらお花さま」→鐘の音。続けて「お花さま お花以外はほとんど全部 緑色」→鐘の音。





・その夜もベランダで落ち込む電ボ。「ああよよよ わたくしの恋は よよよよよ 割れて砕けて裂けてボロボロ!」と涙の一句。そんな電ボの姿になにかを思うおじゃる丸




・翌日。今やおじゃる丸の歌が待ち遠しいお花様。ふと立ち上がるおじゃる丸、隣で膝を抱える電ボに「この歌思い付いたのじゃが、あまりよくないゆえソチにやるでおじゃる」と歌を手渡しそのまま帰路へ。






・「けなげにも かわいた土に 芽を出した きみをうるおす 雨になりたい」。手渡された歌を詠む電ボ。「まぁ電ボさん素敵。私たちが出会った時の事を歌ってくださったのですね(お花様」
この歌はおじゃる様の…と言い掛けふと振り返る電ボ。「おじゃる様…わたくしの為にこの歌を…」と涙





・「良かったの電ボ…うう…さらばマロの恋、マロ偉かったの…虫思いじゃの…」とこちらも涙のおじゃる丸。だったが、目の前に愛しの小町ちゃんを見付けるやいなや、「小町ちゅわ~ん!マロをなぐさめてたも~!」というお話。






📝今日も電ボ恋の劇場。ゲストキャラ・お花様のcv.は美山加恋さん。恋の劇場を立て続けにやられると、単体ではいい話でも電ボの浮気性が否応なしに際立ってしまうのでここは間隔開けて欲しい気もしますが、ゲスト声優という意味ではキュアパルフェ→キュアホイップというプリキュアアラモード繋がりなのでなんとも言い難し。言うまでもなく西村ちなみさんもキュアビューティ(スマイル)なのでそちら方面ではなんとも賑やかな2日だったかと。
今回のお話、久しぶりに和歌も多め、おじゃる丸が綺麗に身を引いたかと思いきやしっかりオチもあって良かったですね。電ボは恋の歌は苦手のようですが、フラれ歌は絶品だったのでそちらにフォーカスした話も見てみたいなと思ったり




※再放送時のEDイラスト