2019年11月29日(金)



〈Eテレ〉
📺️おじゃる丸
▽22ー57:こうら干し となりの人も こうら干し【初回2019年11月29日(金)】

▽脚本:今井雅子
▽絵コンテ:西田章二
▽演出:菱川直樹
▽作画監督:井口忠一
▽原画:松丸知宏・津田夏貴・松丸祥弥
▽動画:藤波正和・片岡絵里

・ご長寿(ちょうじゅ)カメ姉妹の亀田(かめだ)カメと亀田トメが、月夜が池のほとりに寝(ね)そべって「こうら干(ぼ)し」。のんびり太陽(たいよう)の光をあびてとても気もちがよさそうだ。「いっしょにどうでしゅか?」とさそわれたカンブツさん。こうらのかわりにザルを背中(せなか)に寝そべった。おじゃる丸や、他(ほか)の月光町の人たちもやってくる。スプーンや茶こし、たらいをしょって、みんななかよくこうら干し。(公式HPより


✏️おはなし
月夜が池でまったりのおじゃる丸、その後ろで甲羅干しのカメトメ姉妹。そこにやって来たカンブツさん。カメトメ姉妹に誘われ一緒に甲羅干し。甲羅が無いと甲羅干しが出来ない、と背中にはざる

カンブツさんに誘われたおじゃる丸、烏帽子から甲羅の代わりになるものを探すが、カメラ、瓦、コアラと惜しいものばかり。そこに公ちゃんとカタピーも合流。一方、コースターを取り出したおじゃる丸、電ボにちょうどいいと乗せてみるが少々不安定な模様

とそこに現れたのはタナカヨシコ。柄の折れたスプーンを電ボに乗せるとピッタリ。おじゃる丸には穴の空いた金ダライ。「欲しかったら何かと交換だよ」とのことで瓦を取り出すがお断り、それならと持ち手が片方ない縄跳びと毛が抜けたブラシで交換成立

公ちゃんとカタピーも甲羅を希望。公ちゃんには柄の剥げた茶碗、カタピーには穴の空いた茶漉を渡すタナカヨシコ。交換するものが無いのでお礼の歌を歌う公ちゃん&カタピー。「壊れた歌の歌いっぷり、いいね~。ありがとよ」、そんなタナカヨシコの甲羅はつまみの取れた鍋の蓋

次に現れたのは出前のバイト中のケンさん。「そこから好きな甲羅を選びな」と言われ針の取れた壁掛け時計を選択、交換の品は髪止めの黄色いリボン

皆で甲羅干し。「食べてすぐ横になると牛になるというの」とプリンを食べたばかりのおじゃる丸。「マロにはウシという名の牛友がおっての…牛になってウシと遊ぶのも悪くないかもの」

牛になった人なんて聞いたことない、とカメトメ姉妹。「あれは食べて横になるのはダラしないってたしなめてるのさ」とタナカヨシコ。食べながら横なっても牛になっちゃうのかしら、と公ちゃん。「亀田カメっていい名前だな」なカンブツさん、「話飛んだの(おじゃる丸」

「名前の中にカメが2回も入ってる、噛めば噛むほど味が出る乾物にぴったりな名前だ。カメさんトメさんでカメが3つも。3カメ、いいな~(カンブツさん」 「ちょっとなに言ってるかわかんないでしゅ(トメ」

今度はカズマ登場。「みんなもやってみる?」なカズマに「誰と話しておるのかの?」とおじゃる丸。カズマがリュックから取り出したのは小石。おもむろに並べ、一枚一枚葉っぱを乗せるカズマ、自らはリュックを甲羅代わり

「のどかじゃの」「のどかにございますね」とおじゃる丸&電ボ。「人生には、たまにこういう時間があってもいいよな~」とケンさん。公ちゃんは「目を閉じると真っ暗になっちゃうと思ったけどぼんやりとオレンジの光が見えるわ」

目を閉じる一同。「お日様の色だね」とカズマ。「母上の膝枕みたいなあったこうて優しい色じゃの」とおじゃる丸。「いやこれはオレンジ色じゃない。干し柿の色だよ」とカンブツさん。「まぶたの裏に見えるのは心の色なのかも知れませ~ん」なカタピー、「カタツムリ、詩人だな」とケンさん

いつの間にやら寝息のおじゃる丸、そのまま皆で甲羅干しのままフェードアウト。というお話。





📝別にストーリーらしいストーリーがあった訳ではないですが、パロディだったりハイテンションな話が続いてた中で、おじゃる丸を語る上で欠かせぬ大事な要素「まったり」を主軸に置いたお話が見れてよかったです。

📝追記:2020年3月20日(金)再放送時のEDイラスト追加


📷️以下画像