2019年11月6日(水)



〈Eテレ〉
📺️おじゃる丸
▽22ー46:電ボ モテる【初回2019年11月6日(水)】

▽脚本:高橋幹子
▽絵コンテ:大地丙太郎
▽演出:牛草健
▽作画監督・原画:神戸 環
▽動画:松本早織・友清 泉

・恋(こい)多き電書ボタルの電ボはいつもフラれてばかり。ところがいきなりデートのおさそいが!しかも、アゲハ様(さま)にミケ様に女子高生のヨーコ様…、たくさんの女性(じょせい)が続々(ぞくぞく)とやってくる。ラブレターをたくさん持(も)ち帰った電ボだが、おじゃる丸は信(しん)じない。きっと思いこみで、手紙も自分で書いたのだろう、などと言う。そこに「電ボ様デートして~」とやってきたのは!?電ボ、モテる?(公式HPより


✏️おはなし
てんとう虫のてん子様とバラのローズ様にフラれたばかりで一人ため息の電ボ。とそこに「電ボ様~デートして~」と駆け寄るおなご様達。呆気に取られる電ボ。

坂田マンション。生まれて初めておなご様からデートに誘われた、とおじゃる丸に報告する電ボだったが、当のおじゃる丸は「ソチ、ついに昼間から夢を見るようになったかの…」。そんなおじゃる丸に大量の恋文を見せ付けるも「ついに恋文まで自分で書くようになったかの…」と相変わらず。
とそこにチャイム、やって来たのは小町ちゃん。しかも目的はおじゃる丸ではなく電ボとのデート。

まさかの小町ちゃんとのデートに夢見心地ながら、あんなに虫を嫌っていたのに、と疑問がよぎる電ボ、どこがいいのか尋ねると「手足が6本あるところとか、お尻が光るところかな」と小町ちゃん。
ツヤツヤしてピカピカしてキュートなお尻がとても好きになってしまったらしい。そんな小町ちゃんの視線に電ボも「(小町様の事がす…好きに…!)」

「電ボ様はわたしのものよ~!」そこに割り込んできたのはうすいさちよ。電ボにデートを申し込むうすいさん、割り込まれ怒りの小町ちゃんに「はあ?黙ってくれるかしら、この小娘が~!小娘退散!」と自らのマンガを突き付け排除に成功。

そんなうすいさん、電ボに絵のモデルになってほしいと依頼。運命の王子様の絵を描くのが夢だったらしい。お尻を突き出したポーズを要求するうすいさん。真剣に絵を描くその姿に今度はうすいさんの事が好きになりそうな電ボ。

「電ボ様はわたしのものよ~!」今度は月光町のマドンナ、乙女先生が割り込み。抗議のうすいさんを「お黙りなさい、この夢見るマンガ少女!」とリボン攻撃で一蹴。

ステージへ連れていかれ一緒に踊る電ボ。「電ボ様、お尻、お尻!」とこちらもお尻を要求する乙女先生、そんな情熱的な姿に今度は乙女先生の事が好きになりそうな電ボ。客席には電ボに黄色い悲鳴を送るおなご様達。そんな夢のような状況に「いける!(電ボ」

再び坂田マンション。タキシードに身を包みすっかり浮かれた様子の電ボ。おじゃる丸にも「"電ボさ~ま"とお呼びください」。
今日はどのおなご様とデートするか、「そろそろ小町やうすい、乙女とのデートにも飽きてきましてございますしね~」。そんな電ボに「うすいはまだしも、小町ちゃんと乙女先生を呼び捨てにするとは!」と怒り心頭のおじゃる丸。

とそこに尋ねてきた小町ちゃん、乙女先生、うすいさん、女子高生のヨーコ様、アゲハ蝶のアゲハ様、野良猫のミケ様、他にも犬、猫、トンボのおなご様達。
次々とデートを申し込むおなご様達、しかし「んも~誰にダイヤモンドをあげるのか早く決めて~!(小町ちゃん」「決めて~!(おなご様達」との言葉に「ダイヤモンド?」な電ボ

お尻の中で光ってるのはダイヤモンドなんでしょう、とおなご様達。誰がそのような事を、尋ねる電ボ、おなご様達が指を指したのはなんとおじゃる丸。

そういえば、とおじゃる丸。なんでも、カメトメ姉妹になぜ電ボのような虫を従えているのか聞かれ、「実はの、電ボのお尻にはのダイヤモンドが入っておるのじゃ。この雅でやんごとなきお子ちゃまの坂ノ上おじゃる丸が、ただのふられ虫を従えているわけないでおじゃる」と、でまかせを言っていたらしい。

電ボのお尻はただのちょっとばかり明るく光る、普通のお尻。真実を知り「じゃあいいです~」と一斉に帰るおなご様達。「わたくしではなくダイヤモンドがお目当てだったのでございますか~!」と電ボ、悲痛の叫び。そんな電ボに「おじゃ、いい夢見たの…(おじゃる丸」というお話。




📝電ボ、恋の劇場。監督コンテ回。モテキ到来、勿論そんなわけもなく。電ボ恋の劇場は切ない話になるか、クズな部分が描かれて自業自得な話になるか、大抵この2つなんですが、今回は部外者(おじゃる丸ですけど)の流言による巻き込まれ方、というパターン。
もっとも、その原因は普段の電ボの言動に対するカメトメ姉妹の疑念からスタートしてるので結局は自業自得なんですが。
なんとなく電ボが気の毒に思える話ではありますが、最初の時点でてん子様とローズ様との二股を匂わせる発言があったり、小町ちゃん→うすいさん→乙女先生と簡単に気持ちが揺らいだり、調子に乗っておじゃる丸の怒りを買ったりと一応はバランスを取ってる、のかも知れない。


ところで、今回どうしても釈然としなかったのが、うすいさんが自らのマンガを恐怖を与える武器として意識して利用したこの場面。うすいさん自身は自らのマンガをあくまで普通の少女マンガとして捉えている、という設定は絶対に揺らいではいけないと思うんですが。

📝追記:2020年2月26日(水)再放送時のEDイラスト追加


📷️以下画像