〈Eテレ〉
📺おじゃる丸
▽21ー38:石えぼし [初回2018年10月18日(木)] 

▽脚本:福嶋幸典
▽絵コンテ:小滝礼
▽演出:牛草健
▽作画監督:渡辺はじめ
▽原画:今野淑子・神戸環

何ということのないそこらへんのただの小石をこよなく愛(あい)するカズマは、ある時思った。自分があつめて部屋(へや)に置(お)いている小石くんたちだって外で遊(あそ)びたいんじゃないかな?しかし、小石をぜんぶもって出かけるのは重(おも)くてたいへんだ。カズマは、おじゃる丸のエボシの中に入れてほしいとたのみこむ。おじゃる丸を運(はこ)び役(やく)に、カズマと小石くんたちの、楽しい毎日が始(はじ)まる。(公式HPより


📝なんだかんだで最後はいい話…かと思いきや、やはり狂気をちらつかせるのがこのアニメ。カズマに限らず、カンブツさんにしろ、館長さんにしろ、小町ちゃんにしろ、マリーさんにしろ、オコ坊にしろ、自分の領域となると見境無くす住民が多いのが月光町。
今回はカズマに振り回されるおじゃる丸という普段とは逆の立場。描かれませんでしたが、烏帽子ワールドでのカズマと小石達との様子が気になって仕方ない。金ちゃん28号=フヤミちゃんのように擬人化してそうですが、なんだかもう画面に映せない事態になってそうな、そんなカズマの小石達への溺愛っぷりの回


※追記:2019年2月7日(木)の再放送時のエンディングイラスト追加





・いつものように部屋で小石磨き中のカズマ、何かを閃いた様子。一方、カズマと遊びたいおじゃる丸、部屋を尋ねるとそこで見たのは小石達を袋に入れて運ぼうとするカズマの姿。聞けば小石君達はは毎日この部屋の中にいる、たまには外に行きたいに違いない、元々は川原にいたんだし、との事。
「さすが石好きのカズマ様、小石様の気持ちがわかるのございますね(電ボ」 「小石がそのような事思うておるとは思えぬがの(おじゃる丸」




・いざ運ぼうとするも重くて運べないカズマ、そこで目を付けたのは何でも入るおじゃる丸の烏帽子。嫌がるおじゃる丸だったが電ボからも頼まれ仕方なく了承。
さて、いざ入れようとするも詰まって入らない。おじゃる丸が月光町で拾ってきた様々なモノを取り出し、小石達を収納



・川原に来た一同。小石達を拡げ楽しそうに語りかけるカズマ。その様子を退屈そうに眺めるおじゃる丸、「おじゃカズマ、そろそろ行くでおじゃる」「うん、じゃあ次行こうか?」「おじゃ、次とな」



・せっかくだからいろんなところに連れていってあげたいと語るカズマ。坂道で小石達と競争したり、喫茶一服で小石達とコーヒーを嗜んだり、子鬼トリオの合体を見学させたり(計16回)と小石君との1日を堪能。「マロは石を運んだだけでち~っとも楽しゅうなかったがの」




・翌日。カズマがおじゃる丸を呼ぶも、本人は1人で散歩に出掛けたとの事。外に探しに行くカズマ、三点セットでまったり中のおじゃる丸発見。「昨日は楽しかったからまた小石君達とどこか行こうと思ってさ」 マロではなく烏帽子に用なのかの、と驚くおじゃる丸。まったり中と断るも、「みんな準備して待ってるし」「みんなとは小石めらの事かの?」 と言いつつ仕方なく小石達を烏帽子の中へ。
更に、「僕も入っていい?小石君達だけじゃどこへ行くか不安じゃないかなぁと思ってさ」 呆れつつ好きにすればいいとおじゃる丸、「それじゃあ月夜が池までお願いね」烏帽子に入るカズマ。「マロ、タクシーかの」




・翌日。カズマに呼ばれるも「来たでおじゃる」と迷惑顔のおじゃる丸。カズマは今日も烏帽子に入れて欲しいと頼むがよく見るとおじゃる丸の頭に烏帽子がない。おじゃる丸いわく「小石を入れすぎて穴が開いてしもうたのじゃ。修理には出しておるが果たして直るか直らぬか。うう…」と渾身の演技。それを見てショックのカズマ、「烏帽子がないと小石君達と遊びに行けないよ」「心配するのはそっちかの~!」
落ち込んで部屋に戻ったカズマ、おじゃる丸が覗くと重い小石達を運ぼうとする最中。見兼ねて烏帽子を差し出すおじゃる丸だったが、カズマは烏帽子を手に取り「直ったんだ~」と大喜び




・「おじゃ電ボ、マロはカズマに取って何なのかの?小石を運ぶただの道具かの?烏帽子さえあればマロなどいなくても構わぬのかのう?(泣」とおじゃる丸。
「決してそのような事はございませんよ。カズマ様は小石様の事になると少々夢中になり周りが見えなくなってしまう事もございますが、ちゃんとおじゃる様の事も大切に思っていらっしゃいますよ」と励ます電ボだったが、「マロにはそうは思えぬでおじゃる」とすっかり意気消沈のおじゃる丸



・その時、「いつも小石君達を烏帽子に入れてくれてありがとうね。お礼にプリン作ったんだけど食べてくれる?」
とカズマ。目を輝かせるおじゃる丸、「ママには内緒だよ、ほんとは一日一個の約束なんだから」とカズマ。そんなカズマに「カズマが作ってくれたプリン頂くでの」と抱き付くおじゃる丸。




・テーブルに付き、プリンを口に運ぼうとしたおじゃる丸、その時「それじゃあ、小石君も一緒に食べようか」との声。そこには小石達の前にミニプリンを並べ「フフフ フフフ・・・」と悦に浸るカズマの姿が。これにはさすがの電ボも「ええ?」とドン引き。というお話。