民藝館のみならず、何としても足を運びたい所があった。

長田染工場

勇魚のテキスタイルぎゃらりぃ-長田染工場01.jpg

全国で唯一、完全手描きによる筒描き染めを伝える藍染め工房である。親子二代でやっておられる。事前に調べた処、お父様が廃れる筒描き染めを再興させたそうだ。

店内に入ると土間になっていて、息子さんが黙々と藍甕に布を浸していた。これは良い所を見られた♪外からしか見られないが、隣の部屋ではお父様が筒描きをされている。土間の奥に応接スペースがあり、お母様に製品を見せて頂く。

筒描き染めの大風呂敷は注文になる為、見せて頂いたのはサンプルである。当然ながら、ハンカチサイズでもそれなりのお値段になるので、筒描き染めではないが手頃なストールを購入。

勇魚のテキスタイルぎゃらりぃ-長田染工場.jpg
勇魚のテキスタイルぎゃらりぃ-藍染めストール.jpg

絞りによる不規則な縞がいい味わい醸している。使うのは化学染料だが、タイダイをやっている身としては、偶然の産物なる柄は大いに魅力的である♪

最期に、出雲と言えば勾玉は外せないだろう。勾玉作り体験もした。残念ながら、出来はイマイチなので公開は控えさせて頂く。

めのうの店川島の直営店である、さきたま(全国展開のアナヒータストーンズの系列)にてネックレスをオーダー。好きな石と紐を選べばその場で編んでくれる。30分程で完成。

勇魚のテキスタイルぎゃらりぃ-勾玉ネックレス.jpg
勇魚のテキスタイルぎゃらりぃ-勾玉ネックレス01.jpg

緑縞めのうの勾玉、白めのう、赤めのう、水晶に深緑の紐を組み合わせた。紐の端にも緑めのうが付いている。

本当は古式ゆかしい御統(みすまる)が欲しいのだが、とても手の出せる代物ではなかった。今回の旅費を軽く超える(汗)

その為、めのうの川島ではなく、さきたまで手頃な物となった。そこで、色合わせを御統にしようと考えたのだ。水晶を入れたのは私のアレンジ。納得の仕上がりに大変満足である。

毎度の事ながら、趣味の世界を突っ走る旅となった。その望みを全う出来た事は、この上ない喜びである。願わくば、またこの様な旅が出来る事を祈って思い出としよう。