ドール用日本髪かつらを作る Traditional Japanese Wig-Making Techniques for Dolls -18ページ目

ドール用日本髪かつらを作る Traditional Japanese Wig-Making Techniques for Dolls

主にブライスとSDに合う日本髪かつらを作っています。自分が習いたかったのに教えてくれるところもなかったし先生もいなかった。ならば自分で勉強して作ってみよう、と一念発起したのが原点。

夕べ、舞妓のまげを作りました。いつもの作り方とは少し違います。

数か月前、子供用の髷を購入しました。七五三用です。

わたしも技法書に載せていますが、少し作り方が違っている髷が時々あります。

解体してみては「なるほどねェ」と感心します。

なにに感心するかというと、その無駄のなさにです。赤い鹿の子は見えるところだけに貼って生地を節約。ペラペラの薄い鹿の子の裏には綿を入れてふっくら見せています。壊れにくいように丈夫なワイヤーを入れています。

金に糸目を付けないわたし(?)は、鹿の子も贅沢にぐるっと巻き付けてしまっていますが、ドール用に応用出来るかどうかな、と考えつつ、ついにバラバラ。。。。

 

思えばずいぶんと同様のことを繰り返してきたように思います。勉強のためとは言え、ああでもない、こうでもないと試しました。いえ、現在もこうしてプロの方が作ったかつらやマゲでお勉強させてもらっています。

 

 

 

今日はびんの結い方です。

わたしは日本髪の美しさは、びんの髪の流れにあるような気がします。

京舞妓の独特な髪型(京都以外でも似たような半玉の髪型は地方にもあります)がこれほどに人気があるのはなぜでしょうか。

fujico nekoにかつらの注文をくださる方は、舞妓の髪型、そして花魁の髪型をとおっしゃいます。

 

京舞妓 十代に限られる可愛さ、華やかな着物、半地毛結いの自然さ、世間の認知度が高い。

花魁 若い世代は風俗として見ていない。和髪ではこれ以上の豪華絢爛はないという満足度。

 

風情(ふぜい)という言葉があります。

舞妓の、この難しいびんの作りは、<触れなば落ちむ>、というような風情が感じられて好きです。 

 

 

 

第13回 びんの結髪

 

 

製作途中ですが、大体こんな感じに結い上げます。

びんの上に前髪が被さるようにすると分け目が見えなくて自然です。

 

 

びん張りの上にすき毛を重ね、その上にスガ糸を重ね、櫛で整えます。

スガ糸は緩くカーブをさせるように根の方向へ持っていきます。

手の平で押し付けるようにすると毛筋が平らになり、浮きがなくなります。

 

頭頂部に近いあたりもきれいに櫛を入れてなじませます。

残りの水糸で2度巻き、2度からげて下できつく縛ります。

 

 

正面から見て左右のびんの大きさと形が対称になるよう結います。

左右がいびつだと感じたら、水糸をほどいて、納得のいくまで何度でも結い直します。

日中の明るいところで作業してくださいね。

 

写真では、向かって右側のモミアゲが顔から少し離れていますが、この部分にはワイヤーが入っていますので、後で顔に押し付けてピッタリ付けることが出来ます。

モミアゲを拡げたり狭めたりして調整をします。特に花魁の場合は重心が後ろの方にありますので、左右のモミアゲで押さえることが重要になってきます。

 

 

 

今日はこの辺で。

 

 

 

 

 

 

 

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メルカリに作品を出品しています。過去の作品をご覧いただいて、

この程度のかつらが作れるのかと興味を持って頂けたら嬉しく思います。

 

 

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