なんとなく本読んでて感じたこと。すごい主観入ってるから気に入らない人は何言ってんだコイツ気持ち悪っ的なノリで流せばよか





最近なんとなく上手い文章と下手な文章の差がどこにあるのかわかった気がする

上手い文章は最低限の状況説明をしたあとは読者の想像に任せる感がある

あと状況に即した読者の焦点の持って行き方

説明しにくいけど笑い顔とか泣き顔の表現とかを考えればわかるか?

例えばラノベとかでよくある「ヒロインが主人公振り回した末に今日は楽しかったよ的なシーン」。

そこで「彼女は少し口角を上げて笑った」とか使うのよく見るけど、個人的には表情を具体的に言い過ぎて想像の余地がない上に読者の焦点が口元に行くから良くないと思うんだ


この場合は想像の余地を残した上に焦点は特に収束させる必要はないから単純に「いたずらっぽく」とかでいいんじゃないか


でも具体的な表現だって読者の焦点の収束だって悪いものじゃあないと思う

さっきと同じ口角上げた笑い方だって推理小説の前半でまだ誰かはわからない犯人が人を殺した後にしたとすると、具体的に表情がわかるから凶悪さを身近に感じ易いし、焦点を口元に持っていくことで犯人の顔から焦点をずらせてより犯人を謎めいた感じにできる


まあ要は使いようってことか


でも最近は具体化が過ぎて想像で補えない文章が多いような気がする


本ってプラモみたいなもんで、作者が提供する材料と説明書を使って読者が組み立てるものだと個人的には思う


だから説明描写が足りないと上手く完成しないし、初めから組み立てられてたら何の面白みもない


だから読み間違えない程度のとこまで部品をそろえて、焦点の移動とかで誘導し、あとは読者に任せるっていうのがベストかなーって思う



そんな批評家気取りでした