親友の結婚パーティーに参加した娘から写真が送られてきた。

私もよく知っている。


幼い頃の面影は変わる事はなく、笑顔でご主人とピースをしている。

そして、娘も一緒に微笑んでいる。


『私は結婚なんて絶対にしない』

と娘に言わせてしまった私。


暗い表情ばかりを見てきた私は、その写真に少しだけ救われた。


私には見せない、娘の笑顔。

小さな頃から一緒に過ごしてきた親友と並んで笑っている。

クリーム色のワンピースは、私にはウェディングドレスのようにも見えて。


涙が零れた。

娘の結婚式に出る事はないかもしれない。


私が娘に負わせた傷は、そんなに容易く治るものでもないのだから。


それでも娘の笑顔の写真があって良かった。

久しぶりの笑顔の写真をポチっと保存をした。