私はあまり愛犬達に会えない。

会いに行かなきゃ会えないし、会いに行くぞーってなったら体力が足りない。


だから余裕があるときにしか会えない。


会いに行くと、そりゃーもう大騒ぎで歓迎してくれるのだ。

私が選んだ子は頭が良くて、くるくる回りながら抱っこして貰うのを待っている。


娘が選んだ子は、後輩のクセに私!私!と大暴れをする。


本当に可愛い。

ブラッシングをして、耳掃除をして。

散歩に連れて行くパワーはないので、ペランダに抱っこをして連れていく。

一緒に日向ぼっこをするのだ。


目を細めて、全信頼と全体重を私に預けてくる。まるで2歳児の子供のように、抱いてゆらゆらとしてあげると気持ち良さそうに目を閉じる。

その顔に私も目を細めるのだ。


少しずつ少しずつ。

愛犬達の心の傷も何とかしてあげなくちゃ。

愛犬達の時間は私達よりも短くて限られているのだから。


そして、愛犬達がそれぞれ病院の診察が必要だと娘からの連絡。

車を走らせて迎えに行く。

痛みに震えている。

私は声をかけ続けるしかない。

「大丈夫だよ、先生に診て貰おうね。」

薬を貰って車に乗ると2時間は過ぎている。

疲れただろうなぁ。


もちろん、自宅に着いた私はそのままダウンした。