物語る人々 | 登坂車線。slower traffic

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若葉マークのブログです。日常の事・好きなものの事、ゆっくり書いていきます。


今夜「十津川警部シリーズ」の追悼放送を観ていました。

たまにドラマを観るのはもはや趣味の1つ。俳優さんという職業の仕事を観るのが、職人さんの手仕事やホテルマンの洗練されたサーブを観るように好きなのです。

なので、幅広い層の好きな俳優さんがいます(^_^)
渡瀬恒彦さんはとにかくお声が素敵でした。伊東四郎さんも好きだなあ。実家にいた頃は、今日は山田太一さんのドラマがあるよ~!とか、母贔屓の枝雀師匠が出るよとか、二人でああだこうだとにわか評論家になって楽しんだものでした。

ドラマ、落語、ラジオ、音楽、コーヒー、映画。
母が好きで、私も好きになったもの達。

枝雀師匠も、渡瀬恒彦さんも、ディヴィッド・ボウイも、石田長生いっしゃんも、柳ジョージさんも…
早いなあ…と感じるお年で逝ってしまわれました。
一族真宗のためか、先に旅立った人達はあまり遠い感じはしません。何しろ凡夫の魂が迷わぬよう、阿弥陀さまが向こうから探しに来られるような宗派ゆえ、あちらへの長旅も無いようです。

彼岸でコーヒーを味わって一息つきながら、向こうの皆さんとお喋りしていそう。だって母は私と違い、カフェで隣席に俳優さんがいたら「拝見してます」と挨拶に行くような人でしたから。師匠に高座でもドラマでも楽しませて貰いました!って言いに行ってるな、きっと。

私がこちらでの、等しく与えられた重労働を終えて向こうへ渡り着いたら、よく頑張りました、と頭を撫でてくれるでしょう。

そういうと、野球熱だけは、私は10代いっぱいで卒業しました。彼女の虎キチは受け継がずに(^_^;)