『かぞかぞ』は

主人公の女の子・七実(河合優実さん)がとってもいい味出してて、

何より、

障がいのある弟のことも

障がいを負った母のことも

とにかく愛してる。

 

それを全く隠そうとしない。

 

障がいのある子を兄弟に持つ子を

『きょうだい児』

って呼ぶんですけどね。

(そのまんまだけど)

 

障がいのある子の両親とは違って、

きょうだい児は

ほんと

たまたまそういう立場になっただけ。

 

だけど、

七実ちゃんのように恋愛で躓いたり、

周りの人に変な目で見られたり、

はっきりした理由もなく同情される。

 

私も次男の自閉症がわかった時、

ほかの2人(長男と長女)の結婚がうまくいかないかもしれない、

って思った。

幸い、

長男のフィアンセは、

我が家の状況も

(弟が自閉症で妹がアスペで父親が高次脳機能障害)

長男自身の双極性障害も全部理解した上で付き合ってくれてる。

親として感謝しかない。

 

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もう20年以上前のことだけど、

実は同じNHKで

「きょうだい児」をテーマにしたドラマがあったんです。

 

 

『抱きしめたい』

(2002年)

 

和久井映見さんが主人公の未来子役で、

弟が自閉症(加瀬亮さん)。

付き合ってる(西島秀俊さん)人にプロポーズされて、

弟を彼に会わせるまでの話なんですけど。

 

「きょうだい児」の葛藤が丁寧に描かれてた作品でした。

 

ちょうど次男が自閉症と診断をうけた直後で、

辛い想いをしながら見たのを覚えています。

その中で・・・

もうドラマの最後の方だったんだけど

すごく印象に残ってるシーンがあって。

 

確か弟が病院に運ばれたり、

いろいろトラブルが発生するんだけど、

未来子は親戚や周りの人達に

 

「可哀想にね」

「結婚もできないね」

 

みたいに言われてた。

でも未来子は泣きながら叫ぶんです。

 

 

『私は可哀想なんかじゃない!

可哀想なんかじゃないんだから!!』

(セリフは若干違ったかもです)

 

 

涙腺崩壊しましたね。。。

 

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このドラマの6年前、

和久井映見さんがフジテレビで主演した『ピュア』。

和久井さんの役柄は知的障がいがあるけれど、

芸術に秀でた女の子の役でした。

 

 

その最終回の挿入歌にミスチルの『抱きしめたい』が使われてて。

偶然だったのかな・・?