※※ネタバレあり※※
全6話ということだが
打ち切りだったのか、
予想してなかった終わり方に
盛大な肩透かしをくらった。
16年ぶりに故郷の島に戻ってきた
ガブリエル・サンバルテレミー警視。
陽気な主人公とクールな部下のコンビが面白いし、
殺人事件は1話完結でサクッと解決するし、
爽快感のあるミステリードラマ。
景色もきれいだし夏にピッタリ!
と楽しく観ていたら
まさかの伏線いろいろ放置に
軽く詐欺にあった気分。
(暑さでぼんやりして大事なシーンを
見落とした可能性もあるが)
殺人罪で起訴された父親が逃亡中、
という警視の背景が一つの縦軸なのだが
事件の合間に調べて
だんだん事情が明らかになり
最終話で解決すると思っていた。
しかし手がかりらしきものが
チョロっと出てきただけで
真相はわからないまま。
てっきり
「父親は犯人じゃなかった、よかった」と
展開するものだと思っていた。
警視に振り回されながら、
捜査を手伝うお調子者の幼なじみが
「実は父親の事件に関係していたり真犯人だったり」
という人間不信になる展開だけは勘弁、
と祈るように観ていたが、
真相が不明なので、
結局、彼がただの気のいい親友なのかも
ハッキリせず
無駄にヒヤヒヤしただけだった。
2つ目の軸である娘の件。
警視は16年間知らなかったが、
昔の恋人アヴリルの長女ルーは
実は警視との子供だった。
再会時の二人の空気感から
「でしょうね」という話だが
今後、彼らと彼らを取り巻く関係が
どうなるのかはまったく明らかにされない。
視聴者の想像にお任せします、と
余白を持たせるにしても
丸投げ感がすごい。
「今の家庭を壊すつもりはないから娘には言わないで」
と言ったアヴリルだったが、
自分らしくいられるのは警視といる時だと
悟った様子で、彼に会いにいく。
だが別の女性と楽しく過ごしている姿を
見てしまい、ひそかに立ち去る。
最終話のラストでは、
潜水中に一度死にそうになったルーが
懲りずにまた海に入ろうとしているのを見て
ケンカになり、彼女に
「止める権利ない。父親でもないのに」
と言われた警視が
「父親だ」
と口走ってしまう。
呆然とするルーとアヴリル。
え?ここで終わり?とあっけにとられる私。
シーズン2があると思ってのクリフハンガーだろうが
あまりの中途半端さに驚いた。
全体的に明るく楽しい雰囲気で
好きなタイプのミステリーなのに
読後感(?)が残念。
結末と言えるものがないというか
未解決な謎が多すぎて、もやもやするが
美しい海の映像でリゾート気分は味わえる。