数日前に、あるコラムで
中学生の男の子をもつママのことを
とりあげてて、
たまたまその記事を読んだんです。
なんとも言えない複雑な心境になりました。
= ざっと内容を書きます。 =
あるママが、我が子への対応の仕方を
書いていて、
それを読まれた
コラムの筆者さんが感動したというもの。
=内容=
子供の頃、かわいかった我が子が
中学生になって、ガラリと変わってしまった。
自分の顔を見たら、我が子が言ってくる言葉が
「飯を作れ!」
小さい頃の我が子の写真を見ながら
涙が流れる。
小さい頃は優しかったのに・・・
あまりにも悲しいし、
あまりにも腹が立ってくる。
ある頃から
我が子が自分に言ってくるように
同じ言葉を我が子に返すようにしてみた。
我が子に
「今から作ろう思ったのに
作れ!って言われてやる気が失ったから
作りたくない。しらない!」
「そんなふうに言われたら、もうやる気が
起こらない!私をなんだと思っているんだ」
そう言っていたら
子供が、「イヤな気持ちになった。ママごめんね」
そう言ってきた。
それから、ひどい言葉を言わなくなった。
・・・というような内容。
これを読まれた筆者さんが
感動したということでした。
あなたは、このお話を読まれて
どう思われましたか?
しばらく私は
言葉にできない、何かもんもんとした
気持ちでした。
何故なら
思春期に「反抗期」はつきものだから。
「反抗期」をせずに大きくなった人も
まれにいて、
大人になってから
反抗期をやったり・・・
反抗期は、実は大切な成長のプロセスなんです。
その子がその子になっていく、
自我の目覚め。
そもそも、思春期は
体のホルモンも急激に変化して
勉強に追われて
時間に追われて
人間関係、恋愛にも悩みまくる。
つねに、イライラしたり
不安なのが思春期。
そして、そのイライラや不安を
つねに抱えていて
ストレスになり
親に批判的&攻撃的になる。
お子さんが
どうして、批判したり
攻撃してくるのか、
それにも理由があるんです。
お母さんが
小さい頃から、自分にたいして
どんな声がけをしてきたのか
その総決算。
・早くして!
・なにもたもたやっているの!
・こんなこともできないの?!
・あとにして!
・いいかげんにして!
・うるさい!
・どこかにいって!
こんな言葉を容赦なく言ってたら
思春期になって
お子さんは逆襲してきます。
背丈も、お母さんより大きくなって
腕力もお母さんより強くなって
言葉もお母さんより鋭くなって
そりゃあ
もう、幼少期の頃のお子さんではないよ。
お母さんが、言葉で
我が子を言い負かして
そのときは、なんとなく我が子が自分に
従順にみえたとしても
それは、今だけだよ!
確実にお子さんは
お母さんから離れていくよ。
お子さんは
食べていかないといけない。
生きていかないといけない。
まだひとりで生活していけない。
だから、先読みをして
(しかたない。お母さんって、うるさいけど
従っておこう・・・)
または
(うるさく言われるよりは、良い子の役を
演じておこう・・・)
我が子と、戦うなんて
とんでもない。やめたほうがいいよ。
あなたは、我が子に勝つまで
つい言っていませんか?
負けた方のお子さんは
傷ついて、
悔しい思いをしたり、
親に許せない思いをかかえたり、
自己否定が強くなったりします。
あなたが、
お子さんにガミガミ言って
あーすっきりしたーって
思うときには
お子さんは100%問題をかかえています!
だからね
お子さんが、思春期に入って
口が悪くても
半分は目をつむるんです。
どうしても、あなたが傷ついたり
許せないことを我が子が言ったときには
わたしメッセージを使うんです。
「ひとつの事実」にたいして
あなたの「影響」と「感情」を伝えます。
(トマスゴードン博士のコミュニケーション学より)
たとえばね
我が子が、あなたに「くそババー」と
言ったとしたら
ひとつの事実➕感情➕影響を伝えるんです。
こんなふうに
「今、あなたはお母さんに
くそババーって言ったよね。(事実)
お母さんはとても悲しくて(感情)
ご飯を作る気がなくなるよ(影響)」
攻撃をしていないし、
争いにもなりません。
自身の感情を伝えるだけです。
私は、娘たちに
ババーとか、オババとか
くそババーと、よく言われました
言われてイヤなときには
上記の「わたしメッセージ」で
傷ついた、ということを伝えていました。
これって
親側の
自分自身の心が満たされているときには
モチベーションが高いから
まったく気にならない。
そういうときは
「ハイハーイ。私がオババですー」って
答えていました。
反抗期の頃には、
お母さんは
ひとつひとつを気にしないことです。
あー、そんなふうに言いたいのね、、くらいの
かまえをもっていたほうが
お子さんの「自己肯定感の成長」を阻害しなくて
すみます。
お子さんの
イライラ&不安
母親に形を変えて、ぶつけてくる。
お母さんのエネルギーを高くして
(自分の心を喜ばすことをすると
エネルギーが高くなります)
お子さんのうわべだけを叱らず
そのままを受け入れてあげる。
(吸い取ってあげるイメージ)
思春期は長いんです。
そして、反抗期は繰り返しやってくる。
ひとつひとつお子さんのことで
お母さんが悲しんでいたら
まだまだ子育て、先は長いよ〜。
お子さんは、今まであなたの言葉で
たくさん傷ついてきたんです。
その上、さらに
お子さんを言い負かしたら
親子の絆が切れるところまで
いってしまいますよ
だからね
お子さんに
否定せずに寄り添ってあげて
ご自身が傷ついたときには
「わたしメッセージ」を使って
ご自身の感情を伝えたら
大丈夫です。
私にとって、我が家は「港」であり
傷ついた小舟が「港」に戻り
傷を癒して、また出港ー!
そんな子供の港、灯台に
なれたらいいなあと思っています。
(子育てがずっとしんどかった私ですが
コミュニケーション学を学んで
親子関係が穏やかで豊かになりました)
あなたの人生が より豊かになり
かろやかになりますように。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました😊 さとさと
私のブログでは、子育て、親子関係の問題
あなたに何かお役にたてれることをお伝えしています。