こんにちは
里(さと)さと子です


強烈な母の影響で 心身喪失し

そのストレスをかかえながら

3人の子育て

 

「人生」=「つらい」

◇◇◇

「コミュニケーション学」を学び

「鬱」だった私が

 

ひとり「お泊まりディズニー」に行けるほど

めくるめく

人生を楽しめる私になった

そのプロセス
 

 

 

 

 




子供(二女)が


中学1年の秋の頃のことです


突然しゃべれなくなりました
 
 
「声」を発しなくなりました
 
 
 
しゃべりたくないのか
 
 
「話す」ことを放棄したのか
 
 
 
家族を無視するわけではなく
 
 
ただただ
 
 本当に口を開くことがなくなりました
 
 
いつも
「あいさつ」を必ずして
 
とても真面目な子供が
 
 
「いただきます」も

「ごちそうさま」も
 

妹や姉との おしゃべりや冗談も
 
 
 大好きな「お肉」の夕飯でさえ
         「イエーイ! お肉だー」と喜ぶことも
 
・・・・・・
 
無言なのです
 
 

子供は
 

のろのろ動く感じ。。


 
 
 



反抗期が「 外面」に向けて
      発せればよかった
 
 でも
 
「内面」に 
   閉じ込めてしまったのです
 

無表情
 
 
 
目が動かない
 
 
 
「気配」を消している感じ



「お母さんなんかきらい!」
「このくそババー!」

こんな風に言われた方が
まだ ましなんです
 
むしろ ありがたい
 
子供が
叫んだり、わめいたりする行為は
 
 子供の
エネルギーが「外」に向けて発するから
 
本人の心は少しずつ  
 
「らく」になっていくのです




「人間貝がら」とは
 
まさに この状態かと思いました

 
 
 


その頃はもう
 
「コミュニケーション学」を
学び始めていたので

私は

子供の
 
「 たくさんたまったストレス」が
 
「内面にこもるかたち」で現れた
 
     ということが理解できました



実は 
 
やっかいなのです 
 
「反抗」が
内面にこもってしまう場合は。
 
 
長引いてしまうから・・・
 
 
もし  私がこの時
 
コミュニケーション学のレッスンに
 
行ってなかったら
 
 
学んでなかったら
 
 
 
「なんで黙ってるの!」
 
 
「いつまで そうやってるつもり!」
 
 
「いい加減にしてよ。うっとうしい」
 
 
 いつも通りの
         ひどい私だったと思います
 
 
そう言われ続けて

子供は
 
 
永遠に自分の殻にこもって
 
 
自分の心にふたをして
 
 
子供が「 心を開くチャンス」を
 
 
完全に
 
奪い去ったと思います
 
 
◇◇◇◇◇
 
 
 
人間は
 
 怒るとき 「赤い炎」より
 

「青い炎」の方が 複雑なのです
 

瞬間に爆発したら
 
わかりやすい
 
その瞬間の状況からの怒りだから
 
こちらは
 
気付くことができて
 
どうしたらよいか 考えていけれます
 
 
でも、
 
子供は「内面」に向かってしまいました
 
 
 
「怒り」や 「悔しさ」
 
「悲しみ」 「腹立たしさ」
 
「寂しさ」 「やるせなさ」・・・
 
「失望」

「少しずつ 」が、たくさん蓄積されて
 
 複雑にからみあっているのです
 
 
家族からみると
 
子供は
 
静かです
 
 
 
でも  確実に 
 
何かが心の中で発していて
 
 
 だけど
 
複雑にからみあっているから
 
「どこから」
 
「何を」
 
「どうしたらよいのか」
 
途方にくれました
 
 
 
 


この子に 『それ』が きてしまった


家族は
 
腫れ物にさわるように

うろたえました

「声かけていいのかな」

「こっちが知らん顔してもいけんね」

「だけど声かけても Aちゃん
    どうせしゃべらんしなあ」

 
 
A子は
 
家の中でお地蔵さんになりました


A子は

ずっといい子で頑張ってきました


 
 


毎日 「テニスの部活 」をして
 
そのあと 「そろばん塾」週に3回  
 
バスに乗って「英語と数学塾」へ行き
 
休日は テニスの遠征試合
 

家のお手伝いもよくして くれて
 
 
友達とも遊ぶし
 
妹の面倒もみてくれる
 
 
頑張っていました


A子が

プツンと糸が切れた原因は、


それは、
 

お母さん、     
 
 
私なのです。
 
・・・・・・・・
 

A子にたいして
 
 

いい子だから

 余計にいろいろ言ってしまう


いい子だから 
 
         放っておいてしまう


いい子だから

  あとまわしでも待っていてくれる
 
 
いい子だし  まぁいいようにすれば?
 
 
・・・・・
 
 
 そんな せつなくなるような言葉
 
 
 いくらでも 出てきます・・・
 
 
 
 
 
 
あなたは
 
  「いい子」って
         どんな子だと思いますか?
 
 
 
あなたにとって
 
「いい子」の定義とは何でしょうか?
 
 
 ・・・・・・
 
 
A子は
 
 
私が長く「鬱」だった時
 
 
一生懸命励ましてくれました
 
 
私を心配させないように
 
小さなからだで
 
とても頑張っていたのだと思います
 
でも、私は 長い間
 
気付こうとしなかった・・・・
 
 
私が
 
「子供」に
 
  甘えさせてもらっていたのです
 
 
だからA子は
 
「 自分」を出せなくなってしまった
 
 
「自分」を表現する場を
 
     奪って
                  
     失わせてしまった
 
 
A子は
 
ひとりで
 
頑張るしかなかったのです
 
 
 
そして、
 
 
しゃべれなくなりました
 
 
「無言」 という最大限の方法で
 
「自分」を一生懸命 
 
無意識に守ったのかもしれません
 
 
うつろとして ご飯を食べ
 
うつろとして 学校へ行く
 
 
 
 
 
なにも言わないA子を
 
 
家族も少しずつ受け入れて
 
 
A子の
 
 
固くなった心が
 
 
溶けてくるのを
 
 
見守りました
 
 
 
 
「いい子」とは
 
『自分の感情』 『 喜怒哀楽』を
    
そのまま素直に
               表現できる子なのです
 
 
    うれしい!
 
                        悲しい!
 
      寂しい!
 
                         腹立つ!
 
      楽しい
 
                        悔しい!
 
 
 
 
「自分の気持ち」と 
 
「自分が発する言葉  表現」が一致できる
 
               そういう子供が
 
  本当の意味での
       「いい子」なのです
          (内外一致させる のです)
 
 
◇◇◇◇◇
 
 
3週間くらいして
 
わたしが
 
家の玄関の掃き掃除をしていたら、
 
 
A子が
 
 
無言で
 
 
玄関にいる私に
 
茶碗を持ってきました
 
 
からっぽの 
 
お茶碗を差し出してきました
 
 
 
私 「???」
 
 
茶碗を持った腕をグっと伸ばして
 
   そのまま動きません
 
 
 
 
 
でも 
 
A子が
 
アクションをしたのは
 
3週間ぶりで
 
 
やっと「意思」を示してくれて
 
 
とてもほっとしました
 
 
 
私 「・・おなかがすいたの?」
 
  
 
私 「?・・・どうしたのかなあ」
 
 
私の顔の高さまで
 
お茶碗を持ってくるので
 
 
その中をじっと見てみると
 
 
たて筋に 1本 ひびが入ってました
 
 
「ひび? ありゃひびが入ってるねー」
 
 
「気がついて教えてくれたんだね」
 
 
「ありがとうー!」
 
 
渾身の「ありがとう」です
 
 
 
その時 、
 
子供が
 
小さく コクっと うなずき
 
 
 かすかに微笑みました
 
 
 一瞬の小さな微笑みでしたが
 
 
私だけの
 
小さな  大切な宝物になりました
 
 
 
 
 
 
 
 
A子は 大きくなりました
 
 定期的にいろいろとありました
 
 今もいろいろあります
 
 
でも
 
私は 
 
いつも「子供の感情」に
 
寄り添い 
 
「共感」していくことで
 
子供には
 
家に帰ったら「自分」でいられる
 
だから「落ち着くなあ」
 
「家でのびのびできるから
 
  安心して  外でまた頑張れる
 
そんなのどかな家に
 
そういう家族のお母さんに
 
子供の心の基地に
 
    なりたいと思ってます
 
 
 
 
 私のブログでは
長い「鬱」から学んだ経験や
「コミュニケーション学」で
       学んだことをお伝えしております
 
 
あなたのご家庭があたたかく
 
あなたのストレスが少しでも減って
 
人生かろやかになりますように
 
 
お読みいただき
       ありがとうございました