この冬の間に、

 

着物が着れるようになりたい、と

 

思っている。

 

 

 

嫁ぐ支度に、着物一式誂えたものの、

 

両方の実家から遠く離れたところに

 

生活の基盤を置く自分のライフスタイルには、

 

フォーマルな着物の出番は

 

皆無に近いのではないか、と思っていたが、

 

予想通りだった。

 

 

 

あの頃の私には、

 

到底、自分の意見を通すことはできなかった。

 

 

本当は、それだけのお金を使うのなら、

 

質の良い、普段使いの和服を数点誂え、

 

一緒に歳を重ねながら、

 

着こなしていく着物との付き合い方が

 

したかった。

 

 

病を得て、身体に欠損ができたから、

 

もう、着物は着れないな・・・と諦めていたが、

 

この頃、工夫次第では、着れるのではないか、と

 

思うようになった。

 

 

若い頃、想い描いていた自分像―

 

普段着の和服を、らくらく着て、

 

どこかでキリッとしている。

 

あんな立ち姿、あんな後ろ姿、あんな裾さばき・・・・・と、

 

ずっと憧れていた、自分なりの着こなしが

 

出来るようになりたいもの。

 

 

 

またね新月満月