昨日の昼下がり、

 

テレビをつけたら、『ゴッドファーザー』を

 

やっていた。

 

ちょうど、コニーの結婚式シーンで―

 

 

これまで何度か、地上波でも放送されていたように思うが、

 

マフィアの血なまぐさい抗争に対する

 

嫌悪感が先立ってしまって、物語の世界に入れず、

 

観る機会を逸していた。

 

 

しかし、昨日は、

 

マーロン・ブロンドの演技に思わず、引き込まれた。

 

 

なかでも、私が最も印象に残ったのが、

 

三男のマイケルが、『三つのち』に

 

如実に呑まれていく姿だった。

 

肉親の情や、警察組織の汚職・不正に対する怒りを機縁に、

 

日の当たる世界で生きて欲しいと望んでいた、父の願いも虚しく、

 

自らの手を血に染めていく―

 

人間の業、

 

家族・社会に流れる業を見事に表現した作品だった。

 

来週、再来週に、パート2,3を観ることができる。

 

 

Googleで作品を検索して読んでみると、

 

パート3では、コッポラ監督の娘が、

 

マイケルの長女役として演技をしているという。

 

それを惜しむ声が多いことを知った。

 

 

彼女の演技を見ていない段階で、

 

こう判じるのは早計かもしれないが、

 

細部にまでこだわりぬいて作り上げた作品でありながら、

 

娘への欲目が出てしまったのは、

 

コッポラ監督とは言えど、人間の業からは、

 

自由になれなかった、ということか、と想った。

 

 

 

またね新月満月