夢見る頃は過ぎても風は強かったが、日差しがあった土曜の午後、車の中から、高校生くらいのカップルを見かけた。手をつないで、歩道を歩きながら二人とも、ニコニコしていた。学校が休みのときのバレンタインデーってきっと、特別なんだろうな、とほほ笑ましく思った。あのコたちのような、夢見る頃は過ぎても、そして今、カタチで表せなくなっているけど、大切な一点ではつながっていると想うのだ。この先は暗い夜道かもしれない、それでも信じて進むんだ。星が少しでも照らしてくれること―