日本サッカー協会の会長が変わりました。田嶋幸三氏から47歳の宮本恒靖氏になりました。より現役世代に近づきましたが、女子サッカーにどんな好影響が生まれるのか。記者会見では、女子サッカーにも触れていました。

 

◆日刊スポーツより 

 

 当面の目標を3つ挙げた宮本新会長は「まずは強い代表チームを持ち続けることが大事だと思います。サムライブルーがベスト8、さらにその上にいけるようにサポートしていく。A代表だけじゃなく、女子、フットサル、ビーチサッカーも強くしていかないといけない」と話した。

 

 さらに「なでしこジャパンが再び世界一になるようにバックアップしたい。女子サッカーの拡大もしっかりやっていきます。昨年の女子W杯決勝は7万5000人の観客が集まって、女子選手がビジョンに映され、アスリートとして格好いいと思った。2031年女子W杯の招致を目指していきたい」と続けた。

また「商業価値も高めていきます。昨年の収入は約211億円。主にパートナーからいただく協賛金です。工夫を凝らして収入を増やすこと、新たな価値を生み出したいということで価値を高めていきたい」と締めた。

 

 春本番を前に、三寒四温の天候が続きます。その影響もあったのでしょうか、水曜日に行われた第11節ちふれASエルフェン埼玉対INAC神戸レオネッサ戦は、観客が575人と少なかったですね。ちふれは、第9節も628人と少なかったです。

 

 今期の成績は、過去2シーズンに比べて驚くような成績を上げているのですが、人気の方はパッとしません。天候のせいもあるのでしょうが、天候に大きく左右されるほど固定客は掴んでいないということでしょうか。

 

 なでしこリーグも先週開幕しました。静岡SSUボニータ、ヴィアマテラス宮崎はホーム開幕戦で1,200人越えの観客が入りました。プロチームが1,000人を大幅に割る中、プロとアマの差が感じられません。WEリーグの選手の技術は各段に向上していますが、チームの地域に対する認知度が低い感じがしますね。

 

 これまで、I神戸が集客面でリーグの中でリードしてきましたが、今シーズンは勢いが感じられません。チームは首位を走っているのに、かつてのような勢いはなくなっています。社長は集客に拘ってきた方なので、その中で集客が伸びないというのは単にチームに魅力が感じられないからでしょうか。チームの魅力とは何か。改めて考えさせられます。