19日、FA女子スーパーリーグ第7節でマンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティが対戦しました。ご存知のように、ユナイテッドには今季から宮澤ひなたが加入しました。そして、シティには2年目となる長谷川唯がいます。

 

 この二人の日本人対決がやっと実現しました。しかし、二人が同じピッチに立ったのは、ほんの6分程度。長谷川はボランチで先発出場しましたが、宮澤はベンチスタートとなりました。

 

 二人が同時にピッチに立ったのは、後半77分、宮澤が途中出場。しかし、83分に長谷川が交代でピッチを後にしました。

 

 この日の試合は、オールド・トラッフォードで行われたました。1910 年からマンチェスター ユナイテッドのホーム グラウンド、ユナテッドとしては負けるわけにはいきませんでした。会場には4万3615人という記録的な大観衆が詰めかけました。

 

 大観衆の下、先制したのはユナイテッドでした。21分、相手のハンドでPKを獲得。これをしっかり決めて先制しました。

 

 ユナイテッドは31分にもネットを揺らすが、その前にラインを割っていたとされノーゴールにとなりました。その直後、34分にシティが同点ゴールを決めました。

 

 左サイドを仕掛けたイングランド女子代表FWクロエ・ケリーが持ち出してグラウンダーのクロス。これをボックス内で受けたオランダ女子代表MFジル・ルートが蹴り込み追いつきました。35分にもゴールを上げて逆転に成功。

 

 前半をシティのリードで終えると、55分にもユナイテッドにGKのキックミスから追加点を上げ、結局3-1でシティが勝ちました。

 

 

 激しく首位争いを繰り広げるリーグ戦。全7試合を終えて、チェエルシーが6勝1分けで首位、アーセナルが5勝1分け1敗で2位。そして、3位にシティが4勝1分け2敗で続いています。

ユナテッドは、3勝3分け1敗で4位に後退してしまいました。

 

 ここに来て気になるのは、宮澤の立ち位置です。ワールドカップで得点王に輝き、鳴り物入りで名門ユナテッドに加入しましたが、徐々に出場時間が減り始めたように思います。

 

第1節 途中出場 80分

第2節 途中出場 76分 

UEFA女子チャンピオンズリーグ 途中出場 66分

第3節 スタメン

UWFA女子チャンピオンズリーグ 途中出場 65分

第4節 スタメン

第5節 スタメン 75分交代

カップ戦 スタメン 72分交代

第6節 スタメン 61分交代

第7節 途中出場 77分

 

 体調管理による出場時間減であればよいのですが、未だにゴールなし、アシスト1だけに心配ですね。彼女に求められるのは、やはりゴールではないでしょうか。早くゴールシーンが見たいですね。

 

 世界的選手が集まってくるFA女子スーパーリーグで、長谷川を筆頭に、宮澤ひなた、長野風花、清水梨紗、林穂之香、植木理子と、日本人選手が当たり前のようにスタメン出場しているのは、日本選手のポテンシャルの高さだと思います。この風景が、長く続くことを期待しています。