女子サッカーのスペイン1部リーグ「リーガF」に出場する選手たちが、最低年俸をめぐってリーグ側と合意に至らなかったため、今季の最初の2週間でストライキを行うことになったと報じられていました。この結果、開幕戦は延期になりましたが、第2節を前に合意に至ったようです。

 

 選手たちは今季の最低年俸を2万5000ユーロ(約388万円)、さらに24-25年シーズンの最低年俸を3万ユーロ(約465万円)に引き上げることを要求していました。昨季の最低年俸は1万6000ユーロ(約248万円)に設定されていました。

 

 また、リーガFは声明の中で、パートタイム契約を廃止し、育児や親への援助などさまざまな手当を提供することも含め、1週間の交渉を通じて徐々にオファーを増やしてきたと説明しました。  

 

 合意内容は次の通り。

今後 3 シーズンの最低年俸は、21,000 € (23/24)、22,500 € (24/25)、23,500 € (25/26) となります。 これらの金額は、商業収入の伸びに応じて、シーズンごとにそれぞれ 23,000 € 、25,000 € 、28,000 €に増加する可能性があります。

 

 選手側の要望額より低い額でスト回避となりました。ファンが置き去りにならなくて良かったですね。リーグの稼ぎ頭とお荷物クラブがあると思いますので、あまりハードルが高くなるとお荷物クラブはクラブ運営が困難になると思いますね。まずは、底上げが出来なければ。

 

 

 一方で、スペイン代表の代表活動辞退騒動は、まだ解決していないようですね。連盟会長の辞任、代表監督の解任までは勝ち取りましたが、まだ選手たちには不満があるようです。 

ホルヘ・ビルダ監督が解任され、同氏の下でアシスタントコーチを務めていたモントセラート・トメ氏が後任監督となりましたが、彼女もまた元をたどれば連盟側の人間。それが不満なのでしょうか。まもなく始まるUEFAネイションズリーグに間に合うのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

カタルーニャ議会名誉勲章授与式でのアレクシアのスピーチ

 

「私たちは自分たちの仕事、つまりサッカー選手という仕事に情熱を感じているが、彼らの多くはそれを想像すらしていなかった。彼らはカンプ・ノウの満席でプレーすることや、観客動員記録を2回更新することなど考えもしなかった。 我々が勝ち取ったものを、我々が勝った方法で勝ち取るのだ。」 

 

「我々はここに留まり、これから来る人たちを助けるためにここに居る。なぜなら、道はまだ長いからである。」RFEFと私たちが要求している変化を経験し、サッカーの内外を問わず、女性が二度と敬意の欠如や虐待などの状況を経験する必要がないようにします。」

 

「私たちには諸機関からのコンセンサス、勇気、リーダーシップが必要です、お願いします。だからこそ、私たちはここで立ち止まらず、私たち以前に戦ってきた人々に加わり、日々の努力に団結し、すべての団体に加わります。今日、私たちのような存在になることを夢見ている少年少女たち。私たちはあなたたちを失望させません、女子スポーツ万歳、そしてバルサ万歳。」 

 

 ライオネスも、ストライキを?

 

 

 欧州サッカーの移籍期間の締め切りが明日となりました。どんな大物が移籍するのか。さらなる日本人の移籍はあるのか気になります。

 

 

 

 さて、先週行われたI神戸対ちふれ戦。「Shall WE Pay?」』の結果が発表になりました。

 

■入場者数:
1,298人

■前売り有料席・当日チケット代 売上合計:
887,001円

■安本卓史 代表取締役社長コメント
「Shall WE Pay?」企画にご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。試合の満足度に応じてお客様がチケット代金相当を決めるという初めての試みを実施しました。勝利、試合後のインタビュー、選手によるスタジアムMCやお見送りなど、サッカー競技以外でも選手たちが「女子サッカーを盛り上げよう」と取り組んでくれました。おかげさまで、昨シーズンの1試合平均よりも多いチケット代収入がありました。グッズ売上も同様に1試合としては昨シーズンの開幕戦での売上に迫る収入となりました。一人でも多くの方にINAC神戸、WEリーグの試合を楽しんでいただき、女子サッカー界の繁栄に繋げられるような施策を敢行していきたいと思います。これからもINAC神戸はもちろんのこと、女子サッカーへのご声援、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

 

 887,001円÷1,298人≒680円/人

 

 この結果に対して、「昨シーズンの1試合平均よりも多いチケット代収入」といいますが、これは良い結果なのでしょうか。それとも、かなり低い収入なのでしょうか。