「開催4か月を前にして、NHK・民放各局はまだ放送権を持っていない。それどころか、大会主催者である国際サッカー連盟の仲介役を務める代理店ですら、その権利を持っていないのだ。つまり購入したくても店舗に在庫すらない状況という事だ。現段階では、日本で彼女たちの雄姿を見ることは難しいという事になる(3月13日時点)」。

 

 まさかと思いますが、シービリーブスカップのように生放送がないなどということはないと思いたいですね。

 

 昨年の男子W杯が日本の大活躍で興奮の内に終わりましたが、今度は女子W杯が来年あるということを知っている国民はどれだけいるでしょうか。またこの興奮を4年後に味わいたいと思った俄かサッカーファンが大勢いたことと思います。しかし、今度は女子W杯だぞと思ったのは、女子サッカーファンだけだったかもしれません。

 

 女子サッカー人気が低迷する中、澤穂希さんがFNNプライムオンラインのインタビューに答えている記事を読みました。

 

(前編)

澤穂希が考える“なでしこジャパン”の人気復活策。「結果が全て」の女子W杯で勝利を見せられるか

 

2022年、カタールで開催されたW杯。

日本代表はドイツ、スペインといったヨーロッパの強豪国に勝利し、グループステージを2勝1敗の首位でベスト16に進出。日本代表3度目のベスト8への挑戦は、PK戦まで突入するも勝利とはならなかった。

しかし、日本中に歓喜と感動を与えた大会となった。澤さんはこの大会で「結果がすべて」と改めて感じたという。

 

――男子のようにサッカー熱を高めていくために、今、なでしこジャパンに必要なことは?
今回のアメリカ遠征だったり、4月の遠征だったりがありますが、代表選手が集まれる機会は限られていますし、短いです。

なので、その中でどれだけ濃い内容のトレーニングをできるかが重要ですし、あとはここまで来たらチームの連携・連動の部分でより質を上げていかないと、世界で結果を出すのは難しいと思うので、一日一日、日々の練習から無駄にしないように、試合同然の思いでやってほしいと思います。

 

(後編)

“なでしこジャパン”がW杯で優勝するためにすべきこと。澤穂希が見た彼女たちの現在の立ち位置と送ったエール

 

――アメリカ遠征では世界ランキングで上位の3カ国、ブラジル・アメリカ・カナダとの対戦。澤さんの目にはどう映った?
 アメリカとかブラジルといった強豪国に、いい試合、いいサッカーができていても、勝ちきれないというのは、正直今のなでしこジャパンの課題ではあると思います。

 

 良かった点では、東京オリンピック金メダルのカナダに勝ち切れたこと。とにかく内容ももちろん大事ではありますけど、勝つこと、カナダ戦の試合終了後のみんなの笑顔は、みんなが頑張ってきた結果だと思うので、とにかく結果にこだわってほしいと思います。

 

――澤さんの時のように、なでしこジャパンが再び世界を駆け上がっていくためには?
 チームの連携や連動の部分ではまだまだ質は上げていかないとダメだし、守備でも誰がどこでスイッチを入れるかというのが結構バラバラなところも、画面から通して感じます。

 

 もう少しチームコンセプトとして決め事ははっきりしないといけない部分はありますし、攻撃も自由な部分が多いですが、パターンを決めることも必要になってくるかと思います。

とにかく連携・連動の部分ではもっともっと質を上げていかないとダメかなとは思います。

 

 

 4月のなでしこジャパン欧州遠征(ポルトガル戦、デンマーク戦)は、テレビ放送があります。良かったです。