新聞報道によれば、ラグビーワールドカップ日本大会の視聴率が凄いことになっていますね。13日、日本テレビ系で生中継された日本VSスコットランド戦(午後7時半~同9時54分)の平均世帯視聴率が関東地区39.2%だったことが15日、ビデオリサーチの調べでわかりました。日本が4連勝で初の8強進出を果たすかどうかという歴史的な試合でした。この視聴率は、今年放送された全番組で世帯視聴率1位を記録しました。関西地区は37.2%、北部九州地区は33.8%、名古屋地区は39.1%、札幌地区は42.9%と、全国的にも高視聴率でした。

 

 瞬間最高視聴率はノーサイドの笛がなった場面(午後9時41分)で、関東地区53.7%、関西地区52.2%、北部九州地区48.0%、名古屋地区52.9%、札幌地区53.0%をそれぞれ記録しました。

 

 ラグビーW杯の日本戦の視聴率(関東地区)は、9月20日のロシア戦(日テレ系)が18.3%、同28日のアイルランド戦の後半(NHK総合)が22.5%、5日のサモア戦が32.8%(日テレ系)と、日本が勝ち進むごとに上昇しています。今月20日の南アフリカ戦は日曜日ですので、どこまで視聴率がアップするのか、想像もつきません。まして、決勝まですすんだら・・・もうどうなっちゃうんでしょうね。

 

 ここで思い出すのは、なでしこジャパンが史上初となる世界一の座を勝ち取ったFIFA女子W杯ドイツ大会決勝戦「日本×アメリカ」の平均視聴率(フジテレビ系・日本時間18日放送)です。平日にもかかわらず3時35分から5時までの平均視聴率は11.8%、午前5時からの放送は21.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録しました。また、瞬間最高視聴率は午前6時24分の優勝決定直後に記録した27.7%でした。

 

 この国の国民性かどうか分かりませんが、五輪やワールドカップといった権威ある大会では、勝ち進むごとに大衆を巻き込み、大きなうねりとなります。にわかサッカーファンが増えたように、にわかラグビーファンも凄く増えたのではないでしょうか。後は、このチャンスを生かし人気を継続できるかどうかですね。

 

 ところで、日テレ・ベレーザの岩清水梓選手が、入籍を発表し、お腹に子どもを宿したことを発表しました。そして、産後は引退することなく現役復帰したいといいます。

 

「我が子を抱えて選手入場の夢を果たすため、茨の道になるかもしれませんが、旦那さんと二人三脚で、時に両親に支えてもらいながら、強い信念を持ち、ママさんプレーヤーとして返り咲いて見せます!!」

 

 本当に岩清水選手らしいですね。いつの間にか、偉大な先輩たちに負けないなでしこリーガーを代表する選手になったように思います。W杯ドイツ大会優勝の立役者の一人でもありましたが、W杯カナダ大会の屈辱と失意の日々。それを克服して日テレ・ベレーザの黄金時代を作り上げました。澤さんや、宮間さんのような迫力は感じられませんが、過去のなでしこリーガーを含めても、ベストイレブンの一人に入るのではないでしょうか。

 

 本当におめでとうございます。夢を実現することを期待して、来季を待ちたいと思います。