今日は、なでしこリーグ第16節が2試合行われました。昨日、Belleが伊賀に勝って、浦和Lとの勝点差を2としました。しかし、今日、浦和Lは、強敵日テレ・ベレーザ相手に、引き分けに持ち込み、勝点を1積み上げました。したがって、Belleが次節勝っても、浦和Lを追い越すことは出来ません。

 今日の日テレ・ベレーザ対浦和レッドダイヤモンズレディース戦、本当に楽しかったです。西が丘サッカー場は、サッカー専用グランドですから、選手と観客席がとても近くて、選手の顔が近くに見えます。選手同士の激しい当たりなど、迫力ありました。サッカー観戦するなら、こういう会場で見たいものです。陸上競技場を兼ねたグランドが多いですが、あちらですと、選手の姿が遠くなってしまい、顔も判別しにくいし、選手同士の激しい当たりなど、まったく激しさを感じられません。

 日テレ・ベレーザは、攻めも守りも、見事でしたね。攻めている時は、小さなパスを回し、時に、大きくサイドを変えて、ビルドアップしていきます。ベレーザの選手は、みんな当たられても、寄せられてもなかなかボールを奪われません。

 全体的には、浦和Lの方が、守勢になっていたし、シュート数も少なかったですね。公式記録では、日テレが14本、浦和Lが6本です。CKは、日テレが11本、浦和L1本でした。それでも、スコアは0-0でしたね。ベレーザに、少し運とシュートの正確性がなかったですね。籾木選手だったでしょうか、DFの裏に抜けてキーパーと1対1になった場面で、枠内に飛んだシュートがGK池田選手に左手1本で弾かれてしまったのが痛かったですね。最終盤には、上辻選手のCKからのこぼれ球を、田中選手だったでしょうか、ゴールエリアないで放ったシュートが、バーに嫌われるというシーンもありました。
 引き分けの最大の要因は、ベレーザの放ったシュートの精度が、今一つだったことが挙げられるでしょう。逆に言えば、正確にシュートを打たせなかった浦和Lの守りも良かったともいえます。

 それにしても、時間があっという間に過ぎ去った感じでしたね。お互いに、攻めては守っての繰り返しで、始めから終わりまで、ハラハラドキドキしましたね。ベレーザの10番は、厚化粧の原ちゃんですが、さすが名門クラブの10番ですね。見事に攻撃の起点になっていました。ボールコントロール、キープ力、あの小さな体で見事でした。可愛い顔に騙されて行けませんね。技術は、凄いです。DFの清水選手、村松選手のディフェンス力も良かったです。そして、それらをコントロールして、最終盤を守りつつ攻撃の起点となっていたのが、岩清水選手でした。坂口選手は、何度となく、DFの裏を取るようなキラーパスを出していました。さすがに、代表選手ですね。長谷川唯ちゃんのプレーが見れなかったのが、ちょっと残念でした。

 浦和Lは、Belle戦のような攻めは中々させてもらえませんでしたね。それでも、坂口選手の股を抜いてゴールに迫るなど、守りに入らず、攻めの姿勢を最後まで貫きました。その結果、転がり込んだ引き分けかも知れません。この引き分けは、大きかったでしょう。これで、5位確保の目途が立ったのではないでしょうか。逆に、ベレーザは、首位争いで、神戸との勝点差が3となりました。これ位以上離されては、万事休すです。

 今日の試合の観客数は、約2300人でした。皆さん、満足して帰宅されたのではないでしょうか。僕もその一人です。