昨日行われた浦和レッドダイヤモンズレディース対INAC神戸レオネッサの試合を、テレビの録画で見ました。

 平均年齢が22歳弱という浦和Lの選手たちの躍動感に、改めて感心させられました。なでしこジャパンに何人もの選手を出しているアイナックの選手たちは、まったく精彩を欠いていましたね。その原因の一つが、浦和Lの激しい寄せではなかったでしょうか。ゴーベルにしても、奈穂ちゃんにしても、ほとんどボールに触れる機会がないほど、また、ボールを持っても素早い寄せで取り囲んで、ボールを奪うという繰り返し。アイナックは、ほとんど攻めの形や、ボールをつなぐことができませんでした。

 たぶんですが、8日に行われたBelleとの試合でも、同様に寄せが早くて、Belleの選手たちはボールを回すことが出来なかったのではないかなと想像しています。

 また、浦和Lの選手たちのボール捌きはうまいですね。特に、柴田選手なんか、数人に囲まれてもボールを奪われずに抜け出して、効果的なパスを出していました。

 若い選手たちが、躍動する浦和Lの優勝は、アイナックと引き分けて勝ち点1を得た時点で決定したと思います。レギュラーシリーズの優勝を、寸でのところでBelleに奪われた悔しさを糧に、よくがんばったと思います。

 アイナックは、浦和Lに対して、本当に攻めの形をつくれないほど、運動量も足もとの技術も劣っていたいと思います。来年のワールド杯に、浦和Lからなでしこ入りする選手がでるかどうか分かりませんが、その次の大会には、間違いなく多くの浦和Lの選手たちが選出されると思います。

 仕事しながら、働きながらサッカーを続けている選手たちと、サッカーのみを職業としているアイナックの選手たち。この圧倒的な恵まれた環境にいる選手たちが、昨日の悔しさをバネに、また、強さを取り戻してほしいと思います。

 そして、より高い次元のサッカーを見せることにより、女子サッカーファンを増やして欲しいと思いました。