日本時間、早朝5時から始まったカナダとの国際親善試合。久しぶりに、躍動感あふれるなでしこジャパンを見ました。ワクワクするようなパス回し、早い展開での攻撃。ワンタッチプレーも多く見られました。あっという間に過ぎていく時間。本当に、あの強いなでしこジャパンが帰ってきました。

 オールキャストで試合をすることがなかったなでしこジャパンが、久々にほぼ全員がそろっての試合でした。連携が心配でしたが、集合して短い時間でしたが、ほぼうまく繋がっていたのではないでしょうか。ギミちゃん曰く、まだまだイメージの共有化に課題があるとのことでしたが、結構連携がとれていたと思います。

 本当に久しぶりに見る鮫ちゃん、まあまあ動けていましたね。シュートも打つなど、今現在のパフォーマンスとしては、合格だったと思います。安藤選手も、本当に久しぶりに見ましたが、良かったですね。ヨーロッパ組と息の合ったプレーをしていました。まだまだ、代表で十分やれると感じました。

 今日の試合で、圧巻だったのは、川村優理選手でした。代表キャプ数は最小にも関わらず、見事なロングフィードを何本も正確に決めていました。ゴールは、今日のプレーに対するご褒美だったのではないでしょうか。生き残りをかけた戦いで、間違いなく合格点を与えられるでしょう。というか、好きな選手の一人になりました。身長も167センチと大きく、イワシもライバル出現にうかうかしていられません。お互いが競って、さらに堅守速攻を目指して欲しいです。

 圧巻だったのは、やはりギミちゃんですね。安定したパフォーマンスに、安心して見ていられました。バランス感覚がすごく、多少の接触では動じませんね。それを、当たり前のようにこなしています。まるで、女子の中に男子が一人混じっているかのようでした。

 紗季ちゃんも、安定していましたね。まさに不動のセンターバックに成長しました。身長の大きさも、なでしこジャパンにとっては大きな武器です。

 奈穂ちゃんも、躍動していましたね。アジア大会でのもやもやを完全に吹っ切る活躍でした。これが、本来の奈穂ちゃんでしょう。たくさんの笑顔が見られました。

 近ちゃんとしのちゃんも、久しぶりに見ました。近ちゃんは、今一つ目立った動きが見られませんでしたが、しのちゃんは躍動していましたね。攻撃にたくさん参加していました。先制点のアシストもしのちゃんでした。

 最後は、ボランチ二人。みーちゃんとあやちゃん。代表で長くボランチを組んでいるため、連携は安心して見ていられました。

 選手たちの笑顔もたくさん見られました。このドイツ組の圧倒的な存在感は、なんなんでしょうね。豊富な経験、修羅場を経験した選手たちが醸し出す、オーラを感じました。若手選手は、ベテラン選手の圧倒的な存在感に萎縮していては、ワールド杯のメンバーに入れません。それ以上の、強い気持ちが求められます。

 3-0で圧倒した試合でしたが、あやちゃん曰く、まだまだ課題はあるとのこと。人工芝独特のボールの動きも気になりました。ロングボールが転がらず、上にバウンドしていました。カナダワールド杯は、この人工芝での試合もあるそうです。人工芝に慣れるのも必要ですね。

 朝から、なでしこジャパンに元気をもらいました。今度の水曜日に行われるカナダとの第2戦は、メンバーを大きく入れ替えるそうです。今度は、勝敗にこだわるというより、今日出なかった選手を使って、チームの底上げを図って欲しいですね。